前回反響のあった、『プロカメラマン”BENTENKOZOU”の愛車に学ぶ!カスタムのススメ』に引き続き、彼のバイク遍歴の現在に至るまでを振り返っていきたいと思う。
もはや原型をとどめていない?4度目のカスタム!
「この時のカタチも自分的には結構気に入っているんだけど、41mmのナローツリーから、メカニカルな造形美に惹かれて41mmワイドのアジャスタブルツリーに変更したんだ。」とのこと。
このツリーは、1932年から1974年にかけてハーレー・ダビッドソンが製造していた三輪自動車(サービカー)の純正ツリーで、現在では、希少価値が高く、価格が高騰しているパーツのひとつである。ホイールも、あえて19インチに変更し、グライドフォーク用の純正ドラムブレーキを装着。ハンドルはXLCHのインナースロッルのハンドルに変更されている。
そしてその後、「幅の広いXLCHの純正ハンドルでは街乗りでのすり抜けがつらい」との理由から、幅の狭いドラッグバーに変更されている。かなりストリート色の強いチョッパーに仕上がってきた。
紆余曲折を経て現在のカタチへ…
そして、これが現在のカタチ。フロントフォークを、以前使用していた41mmのナローツリーに戻し、ホイールを21インチのスプールハブにしてフィニッシュ。
この7年間で様々なカタチに姿を変えてきた、”BENTENKOZOU”の愛車ショベルヘッド。
「とりあえずは今の形に落ち着いたけど、これからも少しずつ仕様変更は繰り返すと思う。やっぱり、色々想像しながら考えてのカスタムは楽しいですからね。」と、愛車を眺めながら語る彼の目は、すでに次のカスタムに対する意欲で満ち溢れていた。
Writer:
forRide編集部