伝説のGPレーサーモトグッチ「V8」をクルーザーモデルで造るとこうなる!

モトグッチ「V8」というバイクをご存知でしょうか? モトグッチを代表するGPレーサーの一つで、名前の通り、V8エンジンを搭載したハイパフォーマンスバイクになります。今回は、そんなモトグッチ「V8」にまつわるお話です。

モトグッチ「V8」500GP

モトグッチ「V8」500GPは、名前の通り、水冷4ストロークV8エンジンを搭載したGPレーサーになります。排気量は500ccで、最高出力は12,000rpmで78馬力を発揮し、1950年代当時としては驚異的な280km/h以上の最高速を可能とした、ハイパフォーマンスなバイクになります。

参考 – http://kickstart.bikeexif.com/wp-content/uploads/2011/07/moto-guzzi-v8-1.jpg

しかし、V8エンジンの高性能ぶりに周辺技術(点火系や制動力)が追いつかず、リタイアすることも多かったV8は、悲劇のGPマシンとして、栄光をつかむことなく、引退となりました。

伝説のGPレーサーをメーカーのイメージバイクに!

オランダに居を構えるヴァンガードクロージングという洋服メーカーも、モトグッチ「V8」の魅力に惹かれ、メーカーを象徴付けるヴィンテージバイクにモトグッチ「V8」を選択しました。しかし、伝説のGPレーサーだけに、モトグッチ「V8」のオリジナルは2台しかない上に、レプリカでも30万ドル(日本円で約3,000万円)という高額だった為、別の方向性を見いだすことにしました。

それは、現行のモトグッチ「カリフォルニア1400カスタム」をベースに、スタイルだけが「V8」らしくなったカスタムマシンを作ることです。

ヴァンガード「V8」レプリカ

デザインは、ガネットデザインのウルファー・ヤンセン氏が担当し、カスタムはアムステルダムに居を構えるカスタムショップ、Numbnut Motorcycles.が手掛けることになりました。

ビンテージ感あふれるスタイリングへとモディファイ

GPレーサーどころか、クルーザーモデルをベースに作られた「ヴァンガードV8」ですが、「V8」を特徴付け、ビンテージな雰囲気漂うダストビンカウルを付けたことで、かなり雰囲気ある、ビンテージスタイルに落ちついていますね。

ダストビンカウル

まず、このバイクで最も印象に残るのが前輪すらもスッポリと覆うダストビンカウルですよね。1950年代のGPレーサーにはよく付けられていた巨大なカウルですが、横風の影響を受けるので危険と指摘され、GPレースから姿を消して久しいパーツとなります。しかし、オリジナル「V8」をイメージしたレプリカモデルには必須パーツですよね。雰囲気もあって、いい感じになっています。

こんなイメージバイクもあり!

かくして完成した「ヴァンガードV8レプリカ」。モトグッチ「カリフォルニア1400カスタム」というクルーザーモデルをベースにモディファイし、YSSのツインショックに、ファイアストンタイヤを装着し、外観を締めくくっています。

憧れのビンテージGPレーサーのレプリカをそのまま造るのではなく、かなり遠いモデルを使って、それらしく造り上げる…こんなイメージバイクもありだと思います。それでは最後に動画をご覧ください。

いかがだったでしょうか。アパレルメーカーのイメージバイクとしては、かなりカッコ良くできていますよね。サウンドも素敵です。しかし、ダストビンカウルって凄く重い印象があるんですよね。実際はそんなことないんだろうけど。

参考 – Moto Guzzi V8 replicaVANGUARD V8 JEANS | CUSTOM BUILD MOTORCYCLE – THE DRIVE on VimeoMoto Guzzi V8 500GP

K.Y

K.Y

スーパーカーやバイクなどの乗り物と音楽と洋服が好きなガテン系中年ライター。どんなものでも中身はハイテク外見はローテクが理想のカタチである。