70年の歴史を誇る、イタリア高級バイクブランドがモト・モリーニだ。リリースするモデルは全4機種で、いずれも1,187cc水冷87°Vツインを搭載。最新テクノロジーを満載する最近の高性能ビッグバイクと違い、エンジンの鼓動を五感で感じながら走れる乗り味と、トラレスフレームなどを用いたイタリア製らしい個性的なデザインが魅力だ。
そんなモト・モリーニ全4機種にスペシャルカラーが登場!「東京モーターサイクルショー2016」に展示された。
木目調のタンクやカウル類が美しい
今回展示されたモデルは、いずれも参考出品。基本的な仕様は従来モデルと同じだが、それぞれに色調が異なるスペシャルカラーが施されている。
「CORSARO1200VOLOCE」
マルゾッキ製倒立フロントフォークや、ブレンボ製ブレーキなどを装備したストリートファイター。ショーモデルには前後カウルやフェンダー、フューエルタンクなどに、ブラウン系ウッドカラーを採用。戦闘的フォルムに、シックなテイストをプラスしている。
「GRANPASSO」
オン・オフを問わず、ロングツーリングでの快適性や走破性を追求したアドベンチャーツアラー。ウインドプロテクション効果が高いフロントスクリーンやプロジェクター式ヘッドライトなど、充実の装備が魅力のマシンだ。ショーモデルにはイエローの濃淡で木目を表現したカラーを展示。派手すぎず、ゴージャスなテイストが加味されている。
「11 1/2 1200」
ビッグネイキッドモデルの「イレブン・ハーフ1200」。マットブラックに塗られた1,200ccエンジンは、低速からトルクフル。足着き性が抜群な800mmのシート高などと相まって、扱いやすさも自慢のモデルだ。ショーモデルはダーク系シルバーを基調に、表面にあえて傷を付けたヘアライン加工をペイントで表現。スパルタンな雰囲気をアップさせている。
「SCRAMBLER1200」
ビンテージなテイストと現代的デザインを融合させたオフローダー。プロテクションガード付きヘッドライト、フロント19インチ・リヤ17インチのブロックパターンタイヤなどにより、ワイルドなスタイルを持つモデルだ。ショーモデルは、マットシルバーとメープルウッド調のツートンペイントを施した仕様。アウトドアだけでなく、ストリートにもしっかりマッチするカラーリングだ。
これらのモデルは、いずれも発売は未定だが、どれもちょっといい感じ。ちなみに、モト・モリーニは、どのモデルもカラーリングのカスタマイズが元々可能。純正カラーにならなくても、今後オプションとして出てくる可能性もあるかも!?
参考 – MOTO MORINI (PCI)