モトグッツィ「1000 SP」を大胆にカスタムした珠玉のカフェレーサー

イタリア最古のオートバイメーカー「MOTO GUZZI(モトグッツィ)」といえば、車両自体が既に完成されたフォルムであるという考えが主流であり、ハードにカスタムを施すことは珍しい。

しかし今回紹介する車両は、原型をとどめないほどにビルドアップされた珠玉のカスタム・モトグッツィだ。

極限までストリップ

エンジンとフレーム以外は、ほとんどのパーツが変更されるか取り外されており、原型をとどめていない「1000 SP」。こちらの車両を製作したのは、イタリアのカスタムショップ「FIFTY FIVE GARAGE」だ。

ヘッドライトはサイドに移植されており、ハンドルはセパレートハンドルをチョイス。バーエンドミラーにすることで、ハンドル周りの”もっさり”感を払拭している。

フロントはスプリンガーフォークへと変更され、中央に革巻きされたスピードメーターが鎮座する。

タンクやシートカウルはアルミで製作され、上から薄めのペイントをした後にエイジング加工が施されている。

横からのカットでは、もはや往年の英国レーサーレプリカ(カフェレーサー)そのもの。

スプリンガーフォークの採用に戸惑いがあったが、こうしてみると非常にバランスが取れており、ビンテージ・テイストを醸し出すのに一役かっている。

ベース車両はこれだ!

1981年式「1000 SP」

ベース車両であるモトグッツィ「1000 SP」は、1977年〜81年まで生産されていただモデル。エンジンは949cc縦置きVツインOHV、最高出力75馬力を発揮し、最大トルクは8.6kgm/5,200rpmと非常にパワフルだ。

何より特徴的なのが、インテグラル・コックピットと呼ばれるメーターパネルを配した大きなカウル。インテグラル・ブレーキ・システムも装備されていたのだが、カスタムに伴い取り外されていると思われる。

カスタムベースとしてチョイスされることは珍しいモトグッツィを、実に独創的なカフェレーサーに仕上げた、フルカスタムの好例と言えよう。

【関連記事】

ヤマハ・ヨーロッパ2016戦略機「XSR700」はレトロな最新スポーツ

カフェレーサーが登場するPRADAのショートムービーが最高にオシャレ!

幻の名車「BSA-SR」を知らずしてSRは語れない

マンガ「特攻の拓」に登場する「ルシファーズ・ハンマー」には元ネタがあった!?

誕生するのが早すぎた、廃盤になるには若すぎた ホンダの名車「GB400TT」

参考 – Youtube : Moto Guzzi 1000 SP Cafe Racer by Fiftyfive GarageFiftyfive garage

K.Y

K.Y

スーパーカーやバイクなどの乗り物と音楽と洋服が好きなガテン系中年ライター。どんなものでも中身はハイテク外見はローテクが理想のカタチである。