イタリアの宝石と呼ばれる MVアグスタ。当サイトでは2017年モデルとして追加された RC(Reparto Corsa;Racing Department)シリーズをご紹介しました。
今回は、そのMVアグスタのネイキッドモデルである「Brutale 800 RR」を取り上げます。世界最大級のモーターサイクルイベントであるミラノショー2016で、”The most beautiful motorcycle of the year”=”ミラノショー2016で最も美しいバイク”に選出された美しいモデルです。
Brutale 800 RR
コチラが、その”Brutale 800 RR”。水冷3気筒798ccエンジン(逆回転クランク)搭載のネイキッドモデル”Brutale 800″のチューンド・バージョンです。
ミラノショー2016で最も美しいバイクに選ばれたのも頷ける美しさと、140 bhp という高出力が魅力です。
Brutale 800 RR のディテール
2017年モデル最大の変更点はエンジン。振動低減と信頼性の向上が図られています。具体的には、カムチェーン・テンショナー、バルブガイド、カムシャフト、ハーモニック・ダンパー、それにエンジンカバーを再設計しています。
トランスミッションのメッシュも改良され、クイックシフター”EAS 2.0″、油圧スリッパークラッチの装備など、トランスミッションも大幅なアップデートが施されています。
電装系にも大掛かりな改善を実施。ライド・バイ・ワイヤーのアップデートと8レベルのトラコンを新たに装備しました。
フロントのミニカウルやタンク・シートといった外装一式はベースモデルと同一ですが、ペイントは「RR」バージョン独自の仕様とされています。
そしてお馴染み、MVアグスタの代名詞とも言える片持ちリアアーム&3本出しスラッシュカット・マフラー。本車両の美しさを象徴するディテールと言えるでしょう。
フロントフォークはザックス製の倒立、リアサスペンションも同じくザックス製。
フロントブレーキは320mmダブルディスクにブレンボ製4ポッドキャリパー、リアは220mmディスクにブレンボ製2ポッドキャリパーの組み合わせです。
その他にも、ステアリングダンパーの変更、シートデザインの変更、取り外し可能なタンデムライダー用グラブバー採用、LEDテールライト・コンパクトなウィンカーの採用など、細かな部分がリファインされています。
気になる日本発売は?
いかがでしたでしょうか。”ミラノショー2016で最も美しいバイク”に選ばれた「Brutale 800 RR」。その美しさと速さ、それに今回ご紹介したように、2017年モデルでは信頼性が向上していることがわかりましたね!
早く日本でもお目に掛かりたい、プレミアムなネイキッドモデルです!