ミラノショーを控えている都合上、ドイツ開催のインターモトでは目立たなかったイタリアン・メーカー。
そんななか、イタリアの宝石MVアグスタが「FC R3」モデルを発表したので、速報的にご紹介しましょう!
MV AGUSTA F3 RC
“RC”とはイタリア語の”Repalto Corsa”の略、英語にするとRacing Departmentの意味。公式サイトでは、デザインと機能を”RC”が開発したことによるネーミングであり、単なるレプリカバイクではないと強調しています。
レーサー直系モデルでありながら公道走行が可能な「F3 RC」は、”675RC”と”800RC”の2つの排気量でリリースされます。
エンジンは両排気量共にコンパクトな3気筒を搭載。あの吼えるようなエキゾーストノートを聞いたことがある方も少なくないことでしょう。
「675RC」は最高出力128hp(94.2 kW)/ 14,400rpm、最大トルク71Nm (7.24 kgm)/ 10,900rpm。
「800RC」は、最高出力148 hp(108.8 kW)/ 13,000rpm、最大トルク88Nm(8.97 kgm)/ 10,600rpmです。
フレームはお家芸ともいえるトレリスフレーム、サイドはアルミ製となっており、今やMV AGUSTAのアイコン的存在となったリアの片持ちスイングアームへと繋がります。
サスペンションは、フロントはマルゾッキ製倒立フォーク、リアはザックス製のモノショックという仕様になっています。
艶めかしい、という言葉が相応しいかは分かりませんが、非常に美しいエクステリア。その車体には、MV AGUSTAの電子制御システムMVICS (Motor & Vehicle Integrated Control System)が装備されており、8レベルのトラクションコントロール調整が可能となっています。また、3タイプの通常のマップに加えて、フルカスタムされた1マップが搭載されています。
一般へのお披露目はミラノショー!?
価格やスペック詳細は未公表ですが、世界限定350台で販売される「F3 RC」。普通の人には買えないであろう車両本体には、各種スペシャルアクセサリーキットが含まれるそうです。
恐らくきっと、この秋に開催されるミラノショーで一般にもお披露目されると思われます。新たな情報が入りましたら、続報としてお伝えしましょう!