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どこが変わった?モデルチェンジしたヤマハ「MT-09 ABS」が国内販売開始!

どこが変わった?モデルチェンジしたヤマハ「MT-09 ABS」が国内販売開始!

昨年のインターモトで、まさかのモデルチェンジが発表されたヤマハ「MT-09 ABS」。それについては速報的にお伝えしましたが、いよいよ2017年モデルとして国内発売されることになりました!

今回は、意表を突く形で実施されたモデルチェンジについて、ご紹介してみます。

 

モデルチェンジしたヤマハ「MT-09 ABS」

 

どこが変わった?モデルチェンジしたヤマハ「MT-09 ABS」が国内販売開始!

ブルーイッシュグレーソリッド4(グレー)

ネイキッドとスーパーモタードの”異種混合”スタイルと優れた走行性で人気の「MT-09 ABS」。マイナーチェンジを受けて、2017年2月15日から発売が開始されます。

どこが変わった?モデルチェンジしたヤマハ「MT-09 ABS」が国内販売開始!

ブルーイッシュグレーソリッド4(グレー)

現行モデルのさらなる熟成をベクトルに、”Multi performance Neo roadster”をコンセプトに開発。

  1. レバー操作荷重を低減するA&S(アシスト&スリッパー)クラッチ
  2. 滑らかにシフトアップできるQSS(クイック・シフト・システム)
  3. 圧側減衰の調整機能を追加したフロントサスペンション
  4. フローティング風懸架のLED4灯ヘッドランプで軽快さを印象づけるフロントビュー
  5. “塊感”&“力感”のあるサイドビュー
  6. ショートテールを実現するライセンスプレート懸架を兼ねたアルミ鍛造製ステーの片持ちリアフェンダー

などが新採用されています。

 

MT-09 ABSの特徴

モデルチェンジの内容の前に、まずは本車両の特徴を紹介して行きます。

水冷DOHC直列3気筒4バルブエンジン

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コンパクトで慣性トルク変動が少ないなど、3気筒エンジンならではの特色を活かし、開発。粘り強く高いトルクを引き出し、あわせてスムーズな吹け上がりを実現しています。

 

CFアルミダイキャスト製軽量アルミフレーム&フレーム外側締結リアアーム

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フレームはCFアルミダイキャスト製。左右の部材をヘッドパイプ部とリアピボット部、中央のクロスチューブ部でボルト締結した。さらにコンパクトなライディングポジションとスリムな足元周りを実現するため、リアアームのピボットはフレーム外側締結として直列2気筒車並みのフットレスト幅を実現。

リアアームは、左右のCFアルミダイキャスト製パーツを、アルミ押し出し材のクロスメンバーと溶接してひとつのユニットとし、軽量化と剛性バランスを両立させています。車体の軽量化やマスの集中化はもちろん、優れた剛性バランスにより操縦安定性、軽快なハンドリングに貢献しています。

 

2モード選択式TCS(トラクション・コントロール・システム)

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TCS(2モード選択+OFF)を採用。発進や加速時に後輪のスピン傾向を検知すると点火時期、燃料噴射量、スロットル開度(YCC-T)を統合制御。滑らかな発進性・走行性をサポートする。路面状況、ライダーの好みに応じて、制御の強さを「1(弱)」「2(強)」「OFF」から選択できます。

 

モデルチェンジでドコが変わった?

それでは、いよいよ今回実施されたモデルチェンジの内容について。

レバー操作荷重を低減するA&Sクラッチ

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穏やかな車体挙動と、軽いクラッチ操作荷重を実現するため、アシストカムとスリッパーカムの2種のカムを設けたA&S(アシスト&スリッパー)クラッチを採用しました。クラッチレバーの操作荷重は従来モデル比で約20%低減しました。

 

滑らかにシフトアップできるQSS

機敏で滑らかなシフトアップ操作を支援するQSS(クイック・シフト・システム)を新採用。シフトレバーの動きをシフトレバーロッドに設けたスイッチが検知すると、ECU演算によりエンジン出力を補正し、噛み合っているギアの駆動トルクを瞬間的にキャンセルし、シフトアップ操作を支援します(「YZF-R1」と同様の仕組み)。なお、これに合わせ新作スプロケットカバーを装着しました。

 

圧側減衰の調整機能を追加したフロントサスペンション

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 走行シーンに合わせてセッティングを楽しめるよう、41mmインナーチューブを採用した倒立フロントフォークには圧側減衰力の調整機能を設けました。

 

フローティング風懸架のLED4灯ヘッドランプで軽快さを印象づけるフロントビュー

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コンパクトな新作LED4灯ヘッドランプと、「MT-10」と連動した2眼デザインによるヒール感ある表情がフロントビューの特徴。車体をコンパクトに見せるため、ランプユニットはフロントフォークへ近づけてレイアウト。また、フロントを軽快に見せるため、フォークとライトの間に空間を設けフローティング風のデザインとしつつ、フラッシャーもラジエター側面に移しています。フローティング風の懸架にすることで見えてくるヘッドランプ裏のヒートシンクとボルトにも抜き意匠を施し、ライダーに”魅せる裏側”を構成しています。

 

“かたまり感”&”力感”のあるサイドビュー

どこが変わった?モデルチェンジしたヤマハ「MT-09 ABS」が国内販売開始!

ラジエター周辺にはサイドフィンと大型エアスクープを採用し、”かたまり感”と”力感”を強調するシルエットに貢献しています。立体的で奥行のあるテールランプは傾斜しながらボディに一体化しており、上から眺めると「M」の形がみてとれます。レンズ内側の4本の導光体によってリアビューでも”フローティング”の印象を醸し出します。

 

ショートテールを実現するライセンスプレート懸架を兼ねたリアフェンダー

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リアフェンダーは、ライセンスプレート懸架も兼ねたアルミ鍛造製の片持ちステーを採用、ショートテール化を実現しました。また、右側面からのリアタイヤとリアホイールをクリーンに見せ、ライセンスホルダー周辺にもフローティング風デザインを施しています(ヤマハ製モーターサイクル初)。

 

カラーラインアップ

ここまでご紹介した「ブルーイッシュグレーソリッド4(グレー)」のほか……、

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ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)

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マットダークグレーメタリック6(マットグレー)

上記の「マットダークグレーメタリック6(マットグレー)」が、新色として設定されています。

 

気になる発売日と価格は?

2013年の発売開始から、わずか4年目にして早くもモデルチェンジを受けて魅力を増した「MT-09 ABS」。気になる車両本体価格は104万4,000円(税込)で、2017年2月15日より発売となります。

 

 

MT-09 ABSのスペック

  • 全長×全幅×全高:2,075×815×1,120mm
  • ホイールベース:1,440mm
  • シート高:820mm
  • 車両重量:193kg
  • エンジン種類 / 弁方式:空冷4ストローク3気筒 / DOHC4バルブ
  • 総排気量:845cc
  • 内径×行程:78.0×59.0mm
  • 圧縮比:11.5
  • 最高出力:85kW(116PS)/ 10,000rpm
  • 最大トルク:87N・m(8.9kgf・m)/ 8,500rpm

 

参考 – ヤマハ
Writer: Reggy

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