ドイツ人ビルダーがカスタムするとノートン「アトラス」がこうなる!

ノートンのバイクが当サイトで取り上げられることは、それほど珍しいわけではありませんが、それがドイツで製作されたというと、とたんに珍しい存在となりますよね。

今回は、そんなドイツのカスタムショップで製作された1965年製のノートン「アトラス」についてのお話です。

ノートン「アトラス」

ノートン「アトラス」は1962年から1968までの6年間のみ生産されています。アメリカ市場を狙ったがために、小ぶりなタンクが目立つスタイリングとなっています。初期モデルはアメリカ向け輸出仕様のみだったので、イギリスにもそれほど数は残っていません。また、残っていたとしても、当時のノートンの多くが「TRITON」としてトライアンフのエンジンに載せ替えられていましたので、オリジナルモデルはレアな存在です。

ベース車両となっているのは、上記した1965年製のノートン「アトラス」になります。製作したのは、ドイツのミュンヘンで活躍しているラインハルト氏になります。今年で60歳になるという同氏の構えるカスタムショップは、InstagramFacebook、ウェブサイトなど、一切を持っていませんが、その腕には定評があり、トラッカーやオフロードマシンなどを多数、取り扱っています。

ラインハルト氏は80年代初頭から、マン島GPのようなイベントに出走し、現在でも夏になるとヨーロッパ各地のクラシカルレースに出場しています。

ラインハルト氏によってレストアされたエンジン。フレームと速のボックスには手を入れていないとのことですが、エンジンは60hpに出力を上げるため、合金フライホイールと一緒に特別なクランクシャフトを採用しています。

オーナーの意向により、公道を走れるレーサーレプリカとして再現されたノートン「アトラス」。フェアリングなどはハンドメイドで製作されています。

コックピットはシンプルですが、素敵なディテールが満載です。中央のスミスのタコメーターはアナログですが、そのすぐ下にはモトガジェットの小さなデジタルメーターを装備しています。

ブリティッシュ・レーシング・グリーンにカラーリングを施されたノートン「アトラス」は、前後にブレンボのブレーキにグレードアップを施され、ダンロップロードマスタータイヤセットを履いています。乾燥重量は308ポンド(140kg)とのことです。

イギリスを代表するバイクを、ドイツ人が手がけてブリティッシュグリーンにカラーリングされている点もユニークですよね。それにしてもノートン「アトラス」のレーサーレプリカって本当にカッコいいですね。

参考-bikeexif
K.Y

K.Y

スーパーカーやバイクなどの乗り物と音楽と洋服が好きなガテン系中年ライター。どんなものでも中身はハイテク外見はローテクが理想のカタチである。