「Vespa」は映画でも登場し、その存在感にいつも癒されるモデルです。
クラッシクの穏やかさのなかに、映画の風景がしっくり馴染む色合いとデザインを合わせ持っています。でもこのモデルは、今までに見た事のない存在感を放っています……そう、かなりの分量で「RED」に圧倒されるほどの配色になっているのが特徴。
タイヤ以外ほとんど「RED」の配色……きっと何か理由があるはず!
と言うことで「Vespa RED(946)」を追跡してみました。
特別モデルの「Vespa 946」は何故こんなにも真っ赤?
PIAGGIO社の最高傑作ともいわれる「Vespa」は、クラシカルなデザイン性だけでなく、その時代にも馴染む洗練された芸術性もあります。
「Vespa」の歴史は1946年から始まり「946」という車名がつけられたモデルは、戦後のイタリアの復活とともに歩み続けている「Vespa」の象徴にもなっています。
「RED」はプロジェクトの名前で、イギリスのロックバンドU2の一人「ボノ」からスタートし、現在は数々の有名企業が一つになって取り組んでいるチャリティ活動です。活動している企業の中にはマイクロソフトを始めアップル、マクドナルド、スターバックス、ナイキなどの企業が活動に参加し、「RED」は世界へ広がりつつあります。
この活動によって得られた収益の一部は、グローバルファンドである「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」へ寄付され、アフリカのエイズ対策プログラムを支援することになっています。
この真っ赤な「Vespa」は、「Special Edition」として2017年6月初旬に日本入荷予定です。
こんなコラボあっていいのでしょうか?
こんなコラボレーションモデルもありました。
「Vespa 946 Emporio Armani」は、ベスパとアルマーニとのコラボ。
ファッションにおけるセンスとデザインの価値観とベスパにしかないスクーターとしてのプレミアムなコラボレーションはとても感動的です。
日本では40〜50台販売されましたが、現在販売はしていません。でもかなりかっこいいモデルです。
ちなみに気になるお値段は……139万8,000円。
これで4速のマニュアルとか楽しすぎます!
他にもこんなモデルがあります。こちらの「PX 150/125」は伝統を受け継ぎながら、「Vespa」の良さを現代のモデルにアレンジしたデザインです。
フレームはスチールモノコックボディーで、フロントのサスペンションは片持ちリンクアーム油圧式サスペンション。始動方式は、セルフ式とキック式で4速のマニュアルになっています。
スクーターとして走る楽しさも提案している「Vespa」の魅力は、そのデザイン性だけではないことがわかりました。イタリアだけでなく、世界で愛される「Vespa」は今後も未来に向けて新しいスクーターの提案をしてくれそうですね。
「Vespa RED(946)」のスペック
全長×全幅×全高:1,770×730mm
軸間距離:1,405mm
シート高:805mm
燃料タンク容量:8.5L
排気量:155㏄
エンジン:空冷4st.単気筒
価格:129万8,000円
「Vespa PX150/125」のスペック
全長×全幅×全高:1,780×745×1,110mm
軸間距離:1,250mm
燃料タンク容量:8.0L
排気量:150.0㏄
重量:120kg
エンジン:空冷2st.単気筒
最高出力:7.9ps / 6,000mm
最大トルク:1.1kg-m / 4,000mm
タイヤサイズフロント:3.50 / 10
タイヤサイズリア:3.50 / 10
PX150 価格:49万8,000円(グロスブラック・モンテホワイト・ドラゴンレッド)
PX125 価格:46万8,000円(モンテホワイトのみ)