ローランドサンズがBMW「R nineT」を作るとこうなる!

ショーに出展するためだけのバイクを造ることは容易です。ライダーが操縦することや、曲がる、停まるといった動作を心配することなく、保安部品を付ける必要さえありません。そういった利点を考えるとカタチだけのショーマシンが世に叛乱しているとのも納得というものです。

しかし、ローランドサンズのように何年もの間レースに携わり、経験も長いビルダーにとってはそうはいきません。

BMW「R nineT」

ローランドサンズは店舗に展示するためのバイクを作って欲しいとの依頼を彼の友人から受けました。クライアントはBM DEISGN(BMWのデザインを受け持つ会社)のファンで、ベース車両には当サイトでもたびたび取り上げているBMW「R nineT」を選択しました。

ボードトラッカーとカフェレーサーをブレンド

ローランドはこのバイクの製作にあたり、「彼はボードトラッカーに入れ込んでおり、そのアイデアをいくつかのカフェレーサーのフレーバーとブレンドしてデザインした」と語っています。

フレームをチョップして21インチホイールを組み込む

ボード・トラッカーの要素を組み込むというアイデアに対し、チームは21インチ・モリス・ホイールをチョイスしました。しかし、当初はホイールだけを取り替えるつもりだったのですが、フレームに干渉することが発覚し、フレームをチョップしてフロントエンドを調整。その後、フレームから余分なマウントをすべて外し、リアも再構築しました。

リアブレーキをアップグレード

シャーシパッケージには、フォーク用のGPサスペンションカートリッジキット、オーリンズTTXリアショックが搭載されています。

トラッカースタイルを追求するということでフロントブレーキはハズされましたが、リアはカスタムのシュピーグルラーブレーキラインでアップグレードされています。タイヤにはダンロップエリート3タイヤをチョイスすることでグリップ力が増しています。

リアブレーキをアップグレード

ボディーワークではフロント・ボードとサイド・パネルとともに、カスタム機械加工された部品を使って新しいガソリンタンクとテール・セクションを作り上げました。

タンクにはRSDバッジ、Crafty Bのハンサムキャストアルミガスキャップ、ストラップが装着されています。

エアボックスはなくなり、RSD製の速度スタックに置き換えられました。そして、サイドパネルの後ろのボックスにはBMWの巨大なバッテリーが収容されています。

パフォーマンスを向上させるラピッド・バイク・レース・チューナーと、CXRacingオイルクーラーも装備されました。

カスタムツー・イン・ワン・ツー・イン・ツー・ツー・ステンレススチールシステムにRSDマフラーのペアを採用したことで排気ガスもかなり縮小されています。

RSDはR nineT部品の新しい「加工ライン」シリーズをリリースする準備を進めているので、バルブカバー、オイルフィラーキャップ、フレームピボットプラグ、エンジンガードはすべてRSD製のパーツで賄えたようです。

他はフットペグとコントロール、クラッチマスターシリンダー、レザーグリップなどRSD製のパーツとなっています。コントロールエリアはカスタムメイドのトリプルのおかげで、必要なスイッチ(イグニッションとスタート)はサイドパネルに移動されています。

かくして完成したローランドサンズ製「ボードトラッカーR nineT」。フロントブレーキのない、本格的なボードとラッカースタイルです。キックスタンド、ライトもありませんが、日常的な使用には全く不都合なことはありません。最新のBMWのバイクです。毎回起動し、走り続けることが可能です。

https://www.instagram.com/p/BTHZC5SjUF0/?taken-by=rolandsands

いかがだってでしょう。相変わらずローランドサンズの造るカスタムバイクはカッコいいですよね。フロントブレーキがないのはちょっと怖いですが、こんな「ボードトラッカーR nineT」にいつか乗ってみたいものです。

参考-Bike EXIF
K.Y

K.Y

スーパーカーやバイクなどの乗り物と音楽と洋服が好きなガテン系中年ライター。どんなものでも中身はハイテク外見はローテクが理想のカタチである。