東京モーターショー&ミラノショーでは、(二輪に関しては)ほとんどヤル気を見せなかったスズキ……
徹頭徹尾、無駄な努力をしない姿勢に、むしろ清々しさすら感じたものでした。
ところが……
インドでニューモデルをリリース!
あろうことか、ミラノから見ると地球の反対側(かどうか分かりませんが……)のインドで、まさかのニューモデルを発表したのであります!
スズキが無類の強さを見せるインドでは、ドドンと新車をぶっ込む。儲かる所では頑張る実利優先主義!これぞスズキ、という感じですね。
そのニューモデルが、実に良い感じなのであります!
それが「Intruder」。アレっ、こうして見ると少し小さい車両っぽいですかね、150ccのアメリカンモデルでした!
現地では”India’s Modern Cruiser”と表現されています。
モデル名からお分かり頂ける通り、そのエンジンはボア×ストローク=56.0×62.9mmで総排気量150cc。空冷単気筒SOHC2バルブエンジンを搭載しています。
最高出力は14.8PS@8,000rpm、最大トルクは14Nm@6,000rpmと意外にパワフルです。
それより何より、本モデルの魅力は、この近未来的なクルーザースタイルと断言できましょう!
宇宙からやって来たかのようなフロントフェイス!
リアビューは割と普通ですが……
単気筒エンジン搭載車でありながら2本出しの豪華なエグゾーストを装備しています。立派なカウルと共に、この辺りのバランス感覚が実に良いのです。
上から見てもボリューム感溢れるデザインはインドで受けそうだと勝手に想像しています。タンデムシートも含めて、座り心地の良さそうなシートを装備。実用性を犠牲にしていないのも◎でしょう!
車両重量は148kgと、見た目ほどは重くありませんから、そこそこ走るのではないでしょうか?
ということで「Intruder」はインド人もビックリの”India’s Modern Cruiser”なのでした。参考のため、スペックも記載しておきます。ご興味を持たれた方は是非ご覧ください!
「Intruder」のスペック
- 全長×全幅×全高:2,130×805×1,095mm
- 軸距:1,405mm
- シート高:740mm
- 車両重量:148kg
- エンジン:空冷4ストローク単気筒 / SOHC2バルブ
- 総排気量:154.9cc
- ボア×ストローク:56.0×64.9mm
- 圧縮比:―
- 最高出力:14.8PS@8000rpm
- 最大トルク:14Nm@6000rpm