あのマセラティV8エンジン搭載バイクのビルダーが「RG400Γ」を作るとこうなる!

スズキ「RG400Γ(ガンマ)」というバイクをご存知でしょうか? スズキが販売していた2ストロークエンジンを搭載したスーパースポーツ(当時はレーサーレプリカ)車のことです。今回は、そんな「RG400Γ」のカスタム車両を取り上げてみたいと思います。

「レザルスRG400Γ」

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世界で最も極端なカスタムバイクを世に送り出すことでも知られるフランスのビルダー、ルドヴィク・レザレス氏。当サイトでも以前紹介した「レザレス・LM847」を作ったビルダーと言えば伝わりやすいかもしれませんね。そんなルドヴィク・レザレス氏が自分で乗るためのバイクとして、カスタムベースに選択したのが「RG400Γ」だったのです。

スイスの工場に放置されていた車両

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「RG400Γ」は日本では伝説的なマシンとして扱われていますが、海外ではあまり知られたバイクではありません。レザレス氏がカスタムベース車として「RG400Γ」を選んだのは、スイスの友人の工場に長い間置いてあるバイクを引き取らないかと頼まれたからだということです。

スズキ「RG400Γ」

スズキ「RG400Γ(ガンマ)」は、レーサーさながらのフルカウルやアルミダブルクレードルフレームを採用し、レーサーレプリカブームの火付け役となりました。2ストローク4気筒水冷エンジンを搭載し、同クラスで最も高いパフォーマンスを発揮しながらも、非常に乗りやすいエンジン特性と操縦性を実現していたとのことです。ボア・ストローク50×50.6mmの397cc。公称馬力59ps。排気系のみチューニングした車両では70〜80ps。ノーマルでの公称最高速は226km/hとなっています。

刺激的なベース車両

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軽量で速い80年代の2ストローク車両、ビンテージとも言える「RG400Γ」はカスタムベースとしては実に刺激的なチョイスです。重量は僅かに153kgで、スズキのレースバイク「RGΓ」のスクエア4エンジンをベースとするエンジンを搭載しています。オリジナルのカウルはすでに無くなっており、純正のタンクに合わせるために新たなシートカウルを作成し、クリームとブラックのペイントを施しました。

「4つのエンジンが1つにまとまっているような…」

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高回転まで回る水冷エンジンは、純正でミクニの8mm VM28SHフラットサイドキャブレターが奢られています。レザレス氏曰く、エンジンはオリジナルのまま、エレガントでスリムなシャーシを作ることに注力したとのこと。

また、新しいフレームにはヤマハ「YZF-R1」のフロントフォーク&スイングアームを流用し、ホイールにはエキセルの17インチ、リアにはオーリンズ製のサスペンション、ブレーキ類にはブレンボ製と、安定の組み合わせです。

最後にワンオフのチャンバーを装着し、完成した「RG400Γ」。レザレス氏は、このマシンのエンジンサウンドを「4つのエンジンが1つにまとまっているような…」と表現しています。

ネオクラシック・カフェレーサーとして再現

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あのマセラティV8エンジンを搭載した「レザレス・LM847」の製作者であるルドヴィク・ラザレス氏が、自分用に作るバイクというと…さぞや恐ろしいモデルになるであろうと予想されていましたが、完成した「RG400Γ」は大方の予想を裏切り、ネオクラシック・カフェレーサーとも言うべき、独特のデザインを持った美しいマシンとして完成しました。

フルカウルの「RG400Γ」も素晴らしいですが、カウルを脱ぎ捨てたストリートファイターデザインもイカしていると思いました。ちょっとバーハンドルが広すぎるような気もしますが…。

参考 – BIKE EXIF

上中達也

上中達也

BMX、MX、スケボー、サーフィンなど横ノリ全般をこよなく愛する。クルマやバイクの新車情報や、オモシロ動画を逐一チェックする癖アリ。