究極のスカチューン!? スウェーデンのガレージビルダーが製作したCRF450トラッカー!

最近、日本のトラッカー市場に元気がないような…。カワサキ「D-Tracker X」が2016年モデルを最後に販売終了となるなど、ジャンル全体が縮小傾向にあるように感じ、寂しい限りです。

しかし、このジャンルにまだまだ頑張ってほしいと願うのは筆者だけではないはず。そこで今回は、ホンダCRF450をベースにした魅力的なカスタム車両を紹介しましょう。このジャンル、海外ではまだまだ元気なのですよ!

スウェーデン発のカスタム

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製作したのは、スウェーデンの首都ストックホルム在住、41歳のエンジニア”Marcus Carlsson”さん。本業はエンジニアであり、このカスタム車両は仕事と育児の傍ら、コツコツと自身の手で、クルマ1台分の広さしかない自宅ガレージで製作したものというから驚きです。

究極のミニマリズムを目指した簡素化・軽量化

目指したのは、他の何にも似ていない、独創的なカスタム。具体的には、究極のミニマリズムをと、徹底的な外装の簡素化と、軽量化を実施しました。

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ベース車両に選んだのは、2006年式のホンダ「CRF450」。エンジン本体とフレーム・スイングアームはノーマルですが、ストリートトラッカー風のスタイルを手に入れるべく、車高は若干落としてあります。アクスルのプロテクターは3Dプリンターで出力した自作品です。

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驚いたことに、この車両に多用されているカーボン製の外装パーツは、塗装も含めほとんどが自作。その他の樹脂パーツもCADで図面を引き、3Dプリンターで出力しているそうです!

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数少ない市販品はFMF製サイレンサー。とは言え、エキパイの溶接などはワンオフで製作されています。

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このサブフレームも設計から製作まで、Marcusさんの手で行われています。「新宿区」のナンバープレートは撮影用の装飾と思いきや、このまま走ってお巡りさんに職質されたそうです! いや、そりゃそうですよね。日本人が見てもツッコミどころ満載ですから。

しかし、HRCステッカーといい、日の丸をモチーフにしていたりと、かなりの親日家な点は非常に好感が持てます!

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ミニマリストの極限ともいえるのが、このフォーム(樹脂)すら省略したシート。確実にお尻が痛くなってしまいそうが、Marcusさん曰く「アレはツーリング向けのパーツ。トラッカーには不要!」と断言しています。北欧男子、侮れません。

これが趣味の産物とは…

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コチラが製作者のMarcusさん。7歳になる双子のパパさんだそうです。

上記のとおり、本業の傍らでの制作のため、子ども達が寝た後、夜な夜な作業したそうです。しかも市販品をほとんど使わず、コツコツと自身の手で図面を引き、3Dプリンターで出力したり、カーボンで製作したり、溶接したり…。大変な時間を要したに違いありません。

過去に製作したドゥカティ・カスタムでも話題になったMarcusさんですが、そのような行程で製作しているため、次々にカスタムに取り掛かれる訳ではないのだとか。気を長くして、Marcusさんの次作に期待しましょう!

参考 – Marcus Moto Design

Reggy

Reggy

オートバイ系雑誌・書籍編集をする傍ら、自転車輸入販売業として起業。得意ジャンルは自転車(子ども車・子ども乗せ・クロスバイク)・オートバイ・自動車・アウトドア。