ミリタリーバイクとは実に奥が深く、過酷な環境下でも走行を可能にするためにゴツいタイヤを装着した車両や、迅速な移動のためにサイドカーが取り付けられた車両など、様々なカタチのバイクが存在します。
ハーレー・ダビッドソン社のサブマシンガンケースを装着したサイドバルブ「WLA」は、特に著名でしょう。
今回ご紹介するのは、アメリカ軍が使用するカワサキ「KLR250」よりも、さらにさらにマイナーなロシア製のミリタリーバイク「Taurus 2」です。
2×2という驚きのスペック
まず特筆すべき点は、前後タイヤへ動力を伝える2本のチェーンで駆動させる「2×2(二輪駆動)」ということ。また、低圧のバルーンタイヤを装着しているため、不整地での走破能力に優れています。
走破性の高さは車両重量も関係しています。重量は驚きの約50kg！ 日本が誇る名車ホンダ「モンキー」ですら68kgありますので、いかに軽いかがおわかり頂けると思います。なお、最高出力は5.5hpですが、この重量であれば十分な馬力でしょう。
そんな「Taurus2」のスペックの高さがよく分かる動画がこちらです。
走破性の高さが尋常ではない！
階段なんて、スイスイ駆け上がれます！
崖に立てかけて足場としても使用可能！
置き去りになんてしません！
なんせ車両重量50kgなので、ちょっと頑張ればヒョイっと持ち上げられます。
ぬかるんだ道も何のその！
バルーンタイヤなので水にも浮きます。
水中で乗ることはできませんが、こちらのように、汚れてしまったタイヤをすぐに洗えます。
慣れれば簡単にバラすこともできます。
「よっこらしょ！」くらいの力でクルマに積めます。
こちらのコンパクトなクルマでも積めるほどコンパクト！
いかがだったでしょうか。筆者は非常に興味があります！
これで林道を駆け抜けてみたいものです。
【関連記事】
■【ベンツ Gクラス】”ゲレンデヴァーゲン”のルーツを探る！
参考 – http://www.mtv-t.ru、YouTube : Вездеход в чемодане