先日お伝えした予告の通り、トライアンフは復活から25年目となる2015年10月28日に、水冷パラツインエンジンを搭載しフルモデルチェンジを果たした次世代ボンネビルシリーズを発表した。
日本導入予定は、「ストリートツイン」、「ボンネビルT120」、「スラクストンR」の3車種となっており、その中でも今回は、新開発の水冷900ccパラツインエンジンを搭載した「ボンネビルストリートツイン」にスポットを当てご紹介していきたい。
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新型水冷900ccエンジンは高トルク型が特徴
まずは高トルク型の新開発900ccパラレルツインエンジンについて説明していきたい。高トルク型というだけあって、3,200rpmという低い回転数で最大トルク80Nmを発生。従来までのモデルに比べて18%向上しており、もちろん全回転域において力強いトルクを発揮する。また、エンジンがブラックアウトされているため、スタイリッシュで引き締まった印象を与える。
エグゾーストは、ボンネビルの特徴であるツインエグゾースト(通称:豆鉄砲)ではなく、スラクストンと同様のリバースメガホンエグゾーストを採用しており、よりスポーティなイメージとなっている。
また、全てが新しいシャシーとサスペンションデザインによって、洗練された現代風の扱いやすいハンドリングを実現している。
もちろんその他のボンネビルシリーズと同様、ABSや、トラクションコントロール、スリップアシスト機能付クラッチ、ライドバイワイヤスロットルなどの機能も標準装備されている。
自分だけのカスタムができる「インスピレーションキット」
さらに、自分だけのオリジナルカスタムを楽しめるオプションのカスタムアクセサリーとして、バンス&ハインズ製エグゾーストやビレットLEDインジケーターなど150点以上が用意されている。また、洋服でいうところの”マネキン買い”のようなカスタムパーツの一括セットとして「インスピレーションキット」も2種類用意されている。
スペックや価格、発売時期、そのほかに関しては、「ボンネビルT120」「スラクストンR」同様、2015年11月19日から開催されるEICMAで発表されるとのこと。
900cc水冷ユニットを採用し、高トルク型のストリートツインは、従来までのエンジンフィーリングとは異なるため、既存のファンから違和感なく受け入れられるかが最大のポイントであろう。筆者としては好みの方向に味付けされているのだが。
カワサキ「W650」「W800」、ヤマハ「ボルト」、ハーレーダビッドソン「スポーツスター883」「ストリート750」、ドゥカティ「スクランブラー」あたりがライバル車種だが、是非とも頑張っていただきたい”推しバイク”だ。
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参考 – トライアンフ公式サイト:モダンクラシックシリーズ、Youtube : British Icons. Global Legends. Reborn.