トライアンフ製3気筒エンジンが、2019年からのMoto2エンジンとして採用された、というニュースが少し前に話題になりましたね!
ホンダからトライアンフへのスイッチという点が話題になったのですが……
トライアンフ製Moto2エンジンの概要
コチラが当初公開された画像。同社の市販車「Street Triple RS」用の水冷直列3気筒765ccエンジンをベースにモディファイが施される、とされた新エンジン。
示された変更の概要は……
- 吸排気バルブ形状の最適化
- チタン製バルブと硬質なバルブスプリングの採用
- 1速ギア比の変更
- スリッパークラッチの採用
- Marelli製ECUの採用
- エンジンカバー形状の変更(エンジン幅を縮小)
- ヘッド周辺の潤滑を改善するオイル系統の採用
であるとされていました。
トライアンフ製Moto2エンジンの最新情報!
上掲の概要のほか、新クランク&コンロッド、新ピストン&ニカジル・アルミ・シリンダーが採用された結果……
最高出力123PSを1万1,700rpmで、最大トルク77Nmを1万0,800rpmで発揮している、と発表されました!
これは旧エンジンの80%増になるそうで、大幅なパワーアップを果たしています。
この数字が机上の空論ではない証拠に、既にご覧のように新エンジンのテストはサーキットで行われています。
テストライダーは、2009年の125cc世界チャンピオン”Julian Simon”が担当しているそうです。
今後、更なる高出力化、高回転化が予定されている、とのことです。新エンジン開発の様子が動画として公開されていますので、ご覧ください!
この新エンジン開発の成果は、当然、市販車にもフィードバックされるわけですから、今後の開発の進捗状況からも目が離せません。楽しみですね!
参考-YouTube; Triumph’s Moto2 2019 race season engine development test
Writer:
Reggy