VESPAならぬ「Veipai」を活かした電動サイドカーがやたらとカッコいい!

最近、シンガポールなどのカスタムバイク記事を掲載することが増えてきたこともあり、アジアの勢いが凄いなぁ……と思っていた矢先に、中国のカスタムバイクの情報が飛び込んできました。

今まで、中国のクルマ・バイク関連記事は何度か取り上げていますが、カスタムバイクを紹介するのはこれが初めてだと思います。

上海カスタム製電動スクーター

中国の都市部における公害問題はここ10年ほど深刻な社会問題として取り上げられてきました。現在、都市部では小排気量のスクーターやバイクの乗り入れを禁止しています。そこで注目を集めているのが電動スクーターです。

一見するとクラッシックベスパのサイドカーにしか見えない車両も、電動スクーターとしてカスタムされています。手がけたのは、文字通り上海に居を構えるカスタムショップ、上海カスタムズになります。

Veipai

写真で見る限り、ラージボディのVESPAスタンダードのサイドカーにしか見えませんが、実はこちらは「Veipai」と呼ばれる無許可のコピー車です。この 「Veipai」をレストアし、なおかつ、電動スクーターとしてカスタムを施したのが上海カスタムズというわけです。

どこからどう見てもスタンダードのサイドカーにしか見えませんが、「Veipai」です。台湾やインドにもライセンス生産のVESPAは存在しますが、無許可のコピー品という存在は筆者も知りませんでした。見た目はフルコピーですね。

サイドカー部にはカスタムブレースが装備され、シートベルトが追加され、乗客の安全性が強化されています。中国の道路事情を鑑みた結果でしょう。

後部ハブに設置された2,000ワットの電動モーターで駆動し、最高速度80〜90km / hを叩きだします。

8×12ボルトのバッテリーを搭載し、合計96ボルトを生成します。1回の充電で、60km走れるとのことです。

このカスタムで最も難しかったのが、このバッテリーの重さをどうするのかという問題を処理することにありました。サイドカーだったこともあり、リバースボタンを搭載することで、取り回しが行えるようになりました。

中国の法律では、ナンバーがないということで電動であるという証であるため、ナンバーは装備されていません。また、分類上はサイドカーのためにクルマとされ、高速道路を走行することも可能です。ただし、実際に走れるかどうかというと……かなりの勇気が必要だそうです。

無許可のコピー品「Veipai」が、クラシックVESPAのフォルムをそのまま活かして電動スクーターになっているのは何とも皮肉な話ですが、ちょっとだけ欲しいと思ってしまいました。

参考-silodrome.com
センカクダイバー

センカクダイバー

悲運の元パチンコ・パチスロライター。ベスパ歴27年、ミニクーパー歴2年のモッズ系猛禽類。旧車を好むクセに機械イジりや整備はサッパリというご都合主義者。