マジ?超レアな英ヴィンセントを日本人トップビルダーKEINO SASAKI氏が大胆にカスタム!

日本人ながら、アメリカのカスタムバイクシーンを牽引するトップビルダー、Keino Sasaki氏。ニューヨーク・ブルックリンで活躍する彼が率いる、Keino Cyclesが製作したのがこの「Widow Jane」だ。

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ベースは、1928年〜1955年に存在したイギリスのメーカー、ヴィンセントが製作した「ラパイド」。1,000ccVツインを搭載、当時は最速を誇ったバイクのひとつで、コンディションが良ければ10万ドル(約1,200万円)以上の値段が付く、超レアなビンテージバイクだ。

異なる年式のパーツでレストア

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resto-mod(レスト-モッド)……古いマシンをレストアした上で、モディファイ(カスタム)する、アメリカで人気の手法が施されたこのマシン。製作は、まずレストアから始まった。

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1948年式のリヤフレームやスイングアーム、1951年〜1953年式のものと思われるフロントエンド、1949年式のエンジン…といった感じで、異なる年式の様々な車両のパーツを寄せ集めて一台に集約。シリーズB後期からシリーズC初期の、モデルチェンジが行われる期間の車両を使ったのだ。

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さらに、998cc空冷Vツインエンジンには、ブラックシャドウ(ヴォンセントの別モデル)用カムを移植、クランクのバランス取り。Bob Newby Racing製マルチプレートクラッチとベルトドライブを装備などで、愛情をたっぷり注ぎ込んでいる。

シートやリヤカウルなどをオリジナルに

そして、カスタム。「フレームは本来、カットする予定はなかった」が、全体のカスタムコンセプトのためにあえて敢行。タンクやサブフレーム、カウルなどをオリジナルに変更。アップタイプのマフラーや、ファブリック製シートもKeino Cyclesのスペシャルメイドだ。

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そして、出来上がったスタイルは、ご覧の通りのかっこよさ。オリジナルの良さを保ちながら、やり過ぎず適度なカスタマイズが施されたカフェレーサーに見事変身。

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高級ヴィンテージバイクをオリジナルにするには、高い技術とセンスが要求される。それを見事成し遂げた、Keino Sasaki氏の実力に脱帽だ!

参考 – Widow Jane: A custom Vincent Rapide from Keino Cycles(BIKEEXIF)

平塚直樹

平塚直樹

バイクやクルマ系雑誌の編集を経て、フリーライターに。最近は、チャリから宇宙ロケットのネタまで幅広く執筆中。愛車は隼。最新テクノロジーと映画、猫好き。