巨艦「Xディアベル」と400cc「スクランブラーSixty2」、ドゥカティ新型は幅広レンジ!【東京モーターサイクルショー2016】

イタリアのドゥカティといえば、なんとなく”スーパースポーツバイクのメーカー”というイメージが個人的には強い。

80年代〜90年代に日本でも一世を風靡した「900SS」や「916シリーズ」をはじめ、最近のパニガーレなど、なんとなく”バイク版フェラーリ”のような印象がある。が、最近のドゥカティは、人気モデルもかなり多様化。アドベンチャーツアラーやモタードモデルなど、様々なスタイルのバイクが人気だ。そんなドゥカティの2016年ニューモデルで注目を浴びているのが、「Xディアベル(X DIAVEL)」と「スクランブラーSixty2」だ。

3月25日〜3月27日に東京ビッグサイトで開催された二輪のビッグイベント、「第43回 東京モーターサイクルショー2016」に展示されたので、さっそく現車を見て来た。

アイライン付きヘッドライトが”いいね!”

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まずは「Xディアベル」。ドゥカティ製クルーザーモデル”ディアベル”シリーズの最新作だ。

エンジンは、新開発の1,262cc水冷L型2気筒エンジンで、排気量を従来モデルの1,198.4ccに対し63.6ccアップ。最高出力も38ps増の150ps。可変バルブタイミング機構DVTの採用で、低回転から一気に吹け上がる加速感が魅力だ。また、同じく新型のトレリスフレームにより、コーナリング性能も向上。今までの”クルーザー”の概念を一新するモデルだ。

とまぁ、能書きはこれくらいにして、乗ってないので走りは分からないから、見た目の感想をしたいと思う。

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ショーには、スタンダード(上)と、上級グレードの「XディアベルS」(下)を展示。

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2台を見比べると…やはり「S」の方に目がいく。

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LEDのアイライン付きヘッドライト

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エンジンカバーやホイールに施されたマシニング加工など、最近クルマでも流行のフィニッシュがかなり注目だ。

ちなみに、マシニング加工とは、アルミなど金属パーツを塗装した後に、表面を削って金属の素地をあえて見せる手法。ブラックカラーをベースにする「XディアベルS」の場合は、ブラックの下地に加え、部分的にシルバーの金属色が見える処理。金属部分の素材感が、なんとも言えない高級感を醸し出している。他にも、「S」にはDLCコーティングが施されたフロントフォークや、ブレンボ製ブレーキキャリパーなども装備する。

スタンダードのマットブラックもかっこいいが、Sの方が個人的には好み。価格は「Xディアベル」が227万8,000円、『XディアベルS』が266万8,000円。さて、39万円差でこれら装備の違いをどう見るか…迷う!

400ccスクランブラーはウケるか?

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もうひとつの注目株が、ドゥカティが昨年スタートした「スクランブラー」ブランドの新作。排気量399ccの空冷L型2気筒エンジンを搭載した「スクランブラー・シックスティ2」だ。昔で言う中免、今の普通自動二輪免許で乗れるドゥカティ。しかも、ストリートからちょっとしたダートまで、幅広く楽しめるスクランブラー・タイプ。

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昨年発表された803ccモデルは軒並み好評。その勢いから新たなるドゥカティユーザーを狙ったものと思われるが、女性ライダーを中心に、エントリーモデルとしてはかなりイイ線だと言える。シート高は770mmで、足着き性は良好。上体があまり前傾しない、ラップライトなライディングポジションなどで、ビギナーにも乗りやすい。

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ドゥカティは、以前も「400SS」や「モンスター400」など、400ccモデルを日本に投入。当時、かなり高い人気を誇っていた。さて、今回出た「シックスティ2」はいかに?

免許制度は当時と違い、大型自動二輪免許も教習所で取得できるから、現在はあえて400ccを買うユーザーは昔ほどいないのが現状。が、100万円以下のドゥカティ(価格89万9,000円)は魅力だ。

1,200ccオーバーの”巨艦クルーザー”と400ccの”最小ドゥカティ”という両極端の新型。いずれにしろ、これらがそれぞれ成功すれば、ドゥカティ・ユーザーのレンジが、さらに広がることだけは間違いない。

参考-ドゥカティジャパン

平塚直樹

平塚直樹

バイクやクルマ系雑誌の編集を経て、フリーライターに。最近は、チャリから宇宙ロケットのネタまで幅広く執筆中。愛車は隼。最新テクノロジーと映画、猫好き。