ここまでデキる!ギリシャのプライベーターが製作したモノサス仕様のXJR1200カフェレーサー!

有名ビルダーが製作した車両やメーカーのコンセプトモデルは、スタイリッシュにまとめあげられていたり、ハイパワーにチューニングされていたりするもの。だからこそ、リアル(ストリート)とは乖離してしまうのもまた事実です。

そこで今回は、私たちと同じ趣味人(ギリシャの方です!)が、コツコツと製作した入魂のカフェレーサーを紹介しましょう。プライベーターとしてのアツい想いが伝わって来ますよ!

渾身の力作「Gigiki」の概要

これがギリシャ在住のプライベーターGeorge Kourtidisさんが製作したカフェレーサー「Gigiki」。ベース車両は1998年式のヤマハ「XJR1200」。現行モデルは1300ccになっているため、1200は中古市場でも比較的安価で手に入るため、カスタムベースにも最適です。

地域で有名なバイク好きのGeorge Kourtidisさんは、住んでいる地域で開催されるカスタムコンテストへの挑戦を決意し、「公道で走っても楽しい現代のカフェレーサー」をコンセプトに掲げ、コツコツと製作しました。

作業場所は自宅のガレージや庭でした。そのため2年もの歳月を費やしてしまいましたが、プロが見てもその完成度に唸るほどの力作です。

大掛かりなカスタムを施していますが、写真からもお分かりいただけるように、自身の手で作業を進めている点にとても好感が持てます。

エンジンとキャブレターは、しっかり走れるようにオーバーホールを施し、並行してメインとなる車体のカスタムを施しました。

Gigikiのディテール

フロントフォークは倒立に変更されています。コレは同じヤマハの「R1」のモノを流用しています。また、ブレーキ周りもアッセンブリーでR1用を移植しています。

そして注目はリア周り。リアフレームをガッツリとカットする大改造をした上で、モノショック化を実現しています。前後ホイールにはKineo製を使用し、Pirelliのスリックタイヤを装着しています。(あれ?公道仕様じゃ…)

ガソリンタンク&シートカウルは、美しくキャンディーアップル・レッドにペイントされています。フレークやリーフを使ったゴージャスなペイントが目を引きます。

ガソリンタンクにはヤマハのロゴである”音叉マーク”…ではなく、スパナが3本交わったオリジナルロゴですね。

カスタムコンテストの結果は…

かくして出品した、地元のカスタムコンテストでは、みごと優勝に輝きました!

コチラが製作者のGeorge Kourtidisさん。ちなみに車名の「Gigiki」は、”George George(お父さんの名前) Kourtidis”さんの頭文字G.G.K.と、ギリシャの夏に鳴く昆虫「Gigiki=ギリシャ語のセミ」から名付けたそうです。プライベーターらしく可愛らしい車名ですね!

基本的にエンジンがノーマルなので、「倒立フォーク&モノショックに変更する必要があるの?」であったり、細部の仕上げにも突っ込みどころは確かにあります。しかし、プライベーターが情熱を込めて作り上げた入魂の1台。そこは黙ってスルーしておくのが大人というものでしょう。

カスタムビルダーが製作した完成度の高いバイクも良いですが、たまにはこのようなプライベーターの造り上げる自由なバイクも良いものです。

Reggy

Reggy

オートバイ系雑誌・書籍編集をする傍ら、自転車輸入販売業として起業。得意ジャンルは自転車(子ども車・子ども乗せ・クロスバイク)・オートバイ・自動車・アウトドア。