12歳の少年がヤマハ「MT-03」をカスタムしたら脅威の完成度だった!

「カスタム文化の次世代への継承」なんて言うと堅苦しいですが、少し前に公開されたヤマハのドイツ法人が制作したムービーが年季の入ったおじさん世代のライダーの心に染みて、密かに話題になったものでした。

カスタム文化を次世代へ

それがコチラの動画。なんと若干12歳の少年が、BMW カスタムの第一人者Kingston Customsに弟子入りして、カスタム車両を製作する様子が描かれています。

なのですが、今回はそのストーリー紹介だけでなく、製作した素晴らしいカスタム車両もご紹介したいと思います。

MT-03 “Fast Friends”の製作

コチラが主人公であり12歳の少年Moritz Breeくんと、Kindston Custon主宰のDirk Oehlerking氏、そしてドナーとなるヤマハ「MT-03」。

さっそくKingston Customのガレージにて作業が開始されます。デザイン担当はMoritzくん。実は彼、既に2台のカスタム車両をデザインした経験を持つ、立派なデザイナーなのです!

外装を取り外して、デザインスケッチを見ながらイメージを伝えるMoritzくん。

エンジン本体とメインフレームはノーマルのままで進めますが、リアフレームの加工が必要となりました。

Oehlerking氏の手ほどきを受け、ディスクグラインダーを用いた切断作業はMoritzくん自身が行いました。

(ドイツ・ヤマハのウェブサイトに記載はありませんでしたが)溶接マスクをしたカットもあるので、もしかしたら溶接も!?

作業完了後はガッチリ握手!

こうしてガソリンタンクやシングルシートなどが、Oehlerking氏のヘルプのもと、Moritzくんの手によって製作されました。

MT-03 “Fast Friends”

かくして完成したのが「MT-03 “Fast Friends”」。見事なトラッカーへと変貌を遂げています。

前記のとおり、エンジン本体とメインフレームはノーマルのままであり、よく見ると前後足周りやホイール、ブレーキもノーマル。外装の変更のみでここまで仕上げるとは、お見事です!

ノーマルのヘッドライトとミニカウルは取り外され、代わりにLEDライトが埋め込まれたゼッケンプレートを装着。

メーターはお馴染みのモトガジェット製モトスコープミニを搭載。

ハンドルバーもワイド&アップタイプのトラッカーバーに変更されています。

ワンオフで製作したシンプルな形状のガソリンタンクには……、

“built for young passion”の文字と、2人のサインが記されています。

これまた美しい形状のシングルシート&カウル。超小型のウィンカーも装備しています。

いかがでしたでしょうか? プロ中のプロが監修しているとはいえ、12歳の少年が製作したとは到底信じられない見事なトラッカーですよね。

そして車両の美しさだけでなく、こうした作業を通じてカスタム文化が継承されて行く……本当に素晴らしいことです! 腕を上げたに違いないMoritzくんの第3作に期待しましょう。

参考 – Yamaha Motor Deutschland GmbH、Youtube : MT-03 Custombike von Moritz Brée und Kingston Custom!
Reggy

Reggy

オートバイ系雑誌・書籍編集をする傍ら、自転車輸入販売業として起業。得意ジャンルは自転車(子ども車・子ども乗せ・クロスバイク)・オートバイ・自動車・アウトドア。