ヤマハが、楽器も作っているのは有名な話。ピアノにギター、管楽器など、バイク同様に世界的に有名なモデルが多々ある。その楽器で培った技術をバイクに投入したビンテージスタイルのスポーツモデルが、「レゾネーター125(Rezonator125)」だ。
2016年3月25日〜3月27日に東京ビッグサイトで開催された国内最大の二輪ショー、「第43回 東京モーターサイクルショー2016」に参考出展されたのだが、かなり面白いコンセプトなので紹介しよう。
タンクに木目、マフラーには彫刻も!
「レゾネーター125」のテーマは”故新融合”。伝統的なスタイルに、新しさをミックスしたロードスポーツモデルだ。エンジンは125cc空冷シングルを採用。軽量・コンパクトで、スポーツ性が高い車体に搭載する。注目は、まずフューエルタンク。ギターなど、楽器でよく使われる天然木を使った化粧パネルをタンクの左右に装備。古いアメ車のボディサイドに貼られる、ウッドパネル的なものだな。木目の感じが実にナチュラルだ。
マフラーにも楽器の技術を投入
サイレンサー部などに管楽器などの金属部分に施される彫刻、エングレービングが入ったゴールドプレートを装着。これが意外に違和感がなく、高級感をかなりアップさせている。
LEDランプやスマホ型メーター
一方、最新テクノロジーの投入で、利便性などの向上も図っている。まず、ヘッドライトには、LED素子を集積させたバルブを採用。先端にはヤマハのトレードマーク、音叉エンブレムもセット。リフレクターを使わずに配光性能を満たしつつ、省電力にも貢献する新世代のヘッドランプだ。
メーターには、スマートフォンタイプも装備。速度計や回転計はもちろん、ナビになったりツーリング中に仲間と通信できるなど、使い方はいろいろ。従来のメーターではできなかった便利機能が満載だ。
さて、この「レゾネーター125」。まだ、プロトタイプなので実際に販売されるかどうかは未定だが、ちょっと気になるモデル。SRのエンジンを積んだ400ccモデルも面白いかもしれない。
あの”インターカラー”モデルも続々
2015年〜2016年は、ヤマハがレースに初参戦して60周年の節目となる年だ。これを記念して、USヤマハのワークスカラー、70年代に世界最高峰レースWGPでケニー・ロバーツ選手が乗った「YZR500上」と同じイエロー×ブラックのストロボカラーを施したモデルが続々と登場する。
XSR900
845cc水冷3気筒エンジンを搭載した、新発売の「XSR900」。
SR400
400cc空冷シングルを搭載した、ロングセラーの「SR400」。
ボルト Cスペック
スポーティなネオクラシックモデルのボルト Cスペック。
マジェスティS
250ccスクーターのマジェスティS。
これらはそれぞれ受注期間限定モデル。過去にも、インターカラーモデルは何度か発売されているが、いずれも高い人気だったので、今回も人気沸騰は間違いなし。
モデルによって、受注期間が異なるので、気になる方はスクランブル発注だ!
参考 – ヤマハ発動機