楽器メーカーとして有名な「ヤマハ株式会社」と、バイクで有名な「ヤマハ発動機株式会社」、両社が関連会社であることはみなさんもよくご存知のはず。
「もし 楽器のデザイナーがバイクをデザインしたら…?」
「もしバイクのデザイナーが楽器をデザインしたら…?」
という素朴な疑問ながら夢のあるプロジェクトについて、2回に渡ってご紹介いたします。
“project AH A MAY(プロジェクト アーメイ)”とは?
「project AH A MAY(プロジェクト アーメイ)」とは、フランスで開催された『第9回サンテティエンヌ国際デザインビエンナーレ2015』にて両社が共同出展した際のプロジェクト名です。
プロジェクトの内容というのが、楽器をデザインするヤマハのデザイン部門と、バイクなどをデザインするヤマハ発動機のデザイン部門が、互いのフィールドを交換し、リプロダクトするというもの。固定観念にとらわれない自由な発想が大変注目されました。
楽器デザイナーさんが提案したバイク「√(ルート)」とは?
こちらが楽器デザイナーであるKazuki Kashiwase氏が提案したのはバイクのプロトタイプです。
特筆すべきは、この大きなシート! これにより「目の前に広がるのは風景だけ」というデザインを実現しております。
シートからタンク上まで流れるようなフォルムのモチーフは「馬」とのこと。人と自然の一体感を目指しているようで、確かに余計なものは一切見えません。でも給油の際にどうするのだろう?
これは盲点!! 個人的にツボでした!
計器類をスマートウォッチ型にすることで、ライダーの前からメーターなどを排除しているのです。
いかがだったでしょうか。
こちらのバイクの他にも、電動アシスト付き自転車のプロトタイプも提案しているので、気になった方はウェブサイトをチェックしてみてください。
次回は逆に「バイクデザイナーが楽器を作るとこうなる!」編を記事にしたいと思います。