欧米はじめ、世界の様々な国で続々と新型が登場している電動アシスト自転車。日本では”ママチャリ”タイプが人気ですが、海外では舗装路や悪路での走破性を高めた本格装備のモデルも数多く出現しています。
ここで紹介する「G12H」もまさにその一台。走りの本格パーツや最新テクノロジーを装備した快適な走りが魅力のモデルです。
シティユースの快適性も考慮
10月5日〜10月9日にドイツで開催された世界随一のモーターサイクルショーINTERMOT(インターモト)に出展された「G12H」は、クロアチアのメーカーGREYP BIKES社が開発したモデルです。
流麗なボディカバー内にはバッテリーやペダルを漕ぐ力をアシストする電動モーター類を内蔵。いかにもヨーロッパらしいおしゃれなデザインですよね。
特徴は、同社が誇る人気のスポーツモデル「G12S」(上)をベースに、よりシティユースを考慮した装備や走行性能です。リヤキャリアやスーパーノバ・ライトと呼ばれる超明るいヘッドライトなど、実用性が高いパーツを搭載しています。
最高速度は「G12S」が70km/hを誇るのに対し、「G12H」はEUにおけるバイク以外の車両に対する規制をクリアするために45km/hに抑えられています。その分、1回の充電で走れる距離はなんと240km!「G12S」の120kmに比べると格段に長い距離を走れるのが魅力です。
ハイテク装備も魅力
「G12H」の魅力一つに、最新テクノロジーを駆使した便利機能があります。独自のバイオメトリックセンサーを搭載することで、キーのロックと解除を親指の指紋認証で行うことが可能です。そう、あなたの親指がカギの代わりになるのです。これなら面倒な施錠のための動作も不要ですし、カギを無くして慌てる心配もないですよね。
また、親指をセンサーに当てることでライディングモードの変更も可能となります。登り坂や平坦な道、雨の日と晴れの日などで最適なモード選択が簡単にできます。
前後サスペンションやディスクブレーキを搭載しているので、悪路での走破性も良好。街からダートまで、マルチで使える点も魅力的です。
日本でもこんな便利かつ、スタイリッシュな電動アシスト自転車に乗れれるといいですね。