3密を避けられる移動手段として、バイクのみならず自転車も注目されています。中でもバッテリーとモーターの力で坂道も難なく乗り越えられる電動自転車は、通勤や通学の強い味方。最近ではママチャリだけでなく、マウンテンバイクやロードレーサータイプも続々と登場しており、今ホットな市場の一つです。
そんな電動アシスト市場にスタイリッシュなデザインとバイク顔負けのスピードを誇る「Riide2」が登場。これは日常のアシとして最強のソリューションとなりそうな予感……?
最高時速はなんと45km/h
Riide2はとにかくハイスペック。最高時速は驚くことに45km/h!ペダルをこがなくてもこのスピードが出ます。最大トルクは60Nmにも上り、もはやバイクの領域です。バッテリーも大容量で、アシストを最小にすると航続距離は128km。プチ旅行もできそうですね。車重に至っては24kgと電動アシスト自転車としてはかなり軽い部類ですし、バッテリーが切れてしまった時も、難なくペダリングできそう。バッテリーやモーターの影を感じさせない、シンプルなデザインも魅力的です。
ちなみに、一体化しすぎていてわかりづらいですが、フレームに接続されている黒い箱のようなところがバッテリー。取り外せるので室内に持ち込んでの充電だってできちゃいます。
カラーはコンクリートとアスファルトの2色。ネーミングに洒落が聞いているのも個人的にはお気に入りポイントです。
盗難にも強いシステム
スマートフォンとの連携機能もアリ。4G LTEをはじめ、GPS、Bluetoothといった通信機能を搭載しています。万が一、盗難されてしまってもGPSで位置を探知して、スマートフォンからRiide2を探すことができて安心。さらにアプリを利用すれば遠隔ロックをかけたりもできるので頼れる機能が満載です。
盗難対策以外でも、この遠隔操作機能はとっても便利。例えば広い駐車場に駐輪したときにアプリから位置探知ができれば、すっかり駐輪した場所を忘れてしまっても大丈夫。ショッピングモールやアウトレットモールの駐車場ってすごく広いので、自分の車やバイクをどこに停めたのかわらなくなって、途方に暮れてしまうこともしばしば。この機能があれば、もうそんな心配しなくてOK!
また、バッテリー残量も調べることができるので外出先でのバッテリー切れにも早めに対応ができますね。
気になるお値段は約30万円
ハイセンスで聡明な細マッチョ。人間の男性だったら、きっとモテモテなRiide2ですがお値段の方が気になりますよね。
価格は2,799ドル(約30万円)となかなか高額です。月に99ドル(約1万1000円)で借りることができるプランもあります。30ヶ月きちんと払えば、その後は自分で所有できるというもの。もし、やっぱり合わないななんてこともあるかもしれませんが、そういった場合は6ヶ月以降ならばキャンセルもできます。これは若い世代にはうれしいプランですね。多くの人に乗ってもらいたいという思いが伝わってきます。
でも日本で乗るのは厳しい?
ここで残念なお知らせです。これだけカッコよくてクールなRiide2ですが、日本では法規制の関係上そのまま乗るのはちょっと難しくなっています……。ただ、方向指示器をはじめとした保安部品をつければ、原動機付自転車として登録できます。免許が必要になるのは難ですが、モペットとして見直してみてもRiide2は意外と魅力的。なによりバイクより遥かに軽いですしね。
電動キックボードといったマイクロモビリティの規制緩和もどんどん進んでいますし、電動アシスト自転車の法規制もいつかは変わる日が来るかも。その日が待ち遠しいなぁ。