ニュルブルクリンクでは、きらびやかなショーで盛り上がっている最中でも、せわしなく様々なメーカーが積極的にテストに望んでいます。
アメリカ・GMグループのシボレー「カマロ」はもう間もなく6代目に切り替わろうしています。その最強グレード「ZL1」がニュルのタイトなコーナーを激しく攻めていました。
6代目カマロは、大きく3つのパワーユニットが用意されます。2.0L直列4気筒ターボエンジン、3.6リッターV6エンジン、そして6.2リッターV8エンジンというドライビングスタイルに合わせたラインナップ。
このZL1は、6.2リッターV8エンジンにスーパーチャージャーを追加し、600馬力を発生する、まさにアメリカン・マッスルです。
しかしながら、アメ車の先入観は直線ではそのパワーとサウンドをいかんなく発揮しているものの、コーナリングでは今一歩踏み切れないというイメージがつきまといがちですが、このスパイ動画を見る感じでは、非常に安定し、コーナー入口にかけて「スッ」とフロントがインに向いています。
そして出口ではリアタイヤがしっかり接地し、フルパワーで次のコーナーまで蹴飛ばしています。
来年の1月に北米で開催されるデトロイトモーターショーでワールドプレミアの可能性が濃厚です。日本でも正規輸入されてほしいものです。
参考 – 6代目カマロ公式サイト(英語)
Writer:
クリハラジュン