自転車やバイク、クルマなどのモビリティがどんどんEV化されていますが、アウトドア好きにもってこいの電動キャンピングカーをカナダの「Potential Motors」が限定生産で発売することとなりました。それでは、モダンなデザインと充実した機能を備えた「Adventure 1」をご紹介しましょう!
近未来なEVカー「Adventure1」
キャンプなどのレクリエーション用に設計された「Adventure1」はORV(オフロード・レクリエーショナル・ビークル)のため、舗装路や高速道路はもちろんのこと、砂利道や雪道などのクロスカントリーもなんのその。頑丈なフレームワークもさることながら、独立懸架式なので起伏が激しい悪路でも快適な乗り心地を発揮します。
どことなく三菱の旧型デリカを彷彿とさせるスクエア型のデザインが格好良いですね!アウトドア好きであれば好印象ではないでしょうか。
横幅は約1,625mmとコンパクト設計のため、トラックやSUVではアクセスしにくい山道や遠隔地でも走破することが可能です。バッテリー及びモーターなどのデリケートな箇所は完全密閉されているので、車底に泥や水がかかっても問題ありません。
そして、Adventure1の特筆すべきポイントはキッチンを完備していること!リアゲートを開けるとコンロをはじめ、冷蔵庫やシンクが格納されています。さらに、こちらには40Lもの水を貯めることができる貯水タンクも完備しているので、アウトドアシーンをはじめ海水浴や川遊びのあとにシャワーを浴びることができます。
また、折り畳み式のフルサイズベッドも完備しており、大人2名であれば広々とした空間でゆっくり過ごすことができます。
乗車人数は前2人、後ろ2人の合計4名まで。コンパクト設計ながらも広々とした荷室が確保されており、先ほどのキッチンを取り外すことでフルサイズのダートバイクを2台乗せることができます。
また、ルーフ部分も収納スペースが設けられており、スペアタイヤやサーフィン、マウンテンバイクなどをキャリアを別途購入することなく積載することが可能です。
一満充電の航続距離は160kmとやや短めですが牽引することでキャンプサイトや目的地に到着するまでは電力をセーブし、ベースキャンプとして機能させてもいいでしょう。コンパクトな見た目ですが350馬力もの強烈なパワーを有しているので、緊急時はクルマを牽引することもできます。
アウトドア好きにはたまらない、魅力が詰まったコンパクトな電動キャンピングカー「Adventure1」のご紹介でした!気になる価格ですが…日本円で約1,800万円です。金額は相当イカツイですが、こんなにも遊び心に溢れた電動モビリティで、充実した週末を楽しみたいものですね。
日本のクルマメーカーさん、庶民でも購入できる価格帯のコンパクトなEVキャンピングカーも発売して下さい!
モーター | デュアルモーター AWD |
---|---|
最高出力 | 261kW |
最大トルク | 999Nm |
全幅(mm) | 1,625 |
ホイールベース(mm) | 2,667 |
最低地上高(mm) | 328 |
航続距離 | 160km |
貯水タンク量 | 40L |
乗車人数/ベッド人数 | 最大4人 /2人寝 |
価格(税込) | 136,600ドル(日本円約:1,787万6,600円) |