2017年5月18日、上海モーターショーにおいて、アウディは「e-tron」のニューモデル「e-tronスポーツバック・コンセプト」を発表した。こちらのモデルは”コンセプト”の名を冠してはいるものの、飾り同然のコンセプトカーとは異なり、2019年には発売を予定している。
今後、アウディが本格的に電気自動車市場に参入するという意思表明でもあるのだろう。
「e-tronスポーツバック・コンセプト」
「e-tronスポーツバック・コンセプト」はSUVともクーペとも取れる近未来的なルーフラインを備えたフォルムが特徴的だ。また、フロントエンドにレイアウトされた八角形のシングルフレームグリルも印象的だが、これは電気自動車故に、フロントにエアインテークを備える必要がなくなり、デザインの自由度が高くなった結果と言えるだろう。
ライトにはデジタル制御式マトリクスLEDユニットを採用しており、アウディを象徴づけるフォーリングス・エンブレムも明るく光る仕組みとなっている。
サイズはアウディA7並み
全長4.90m、全幅1.98m、全高1.53m、ホイールベース2.93mというボディサイズに、大口径の23インチホイールを装着。サイズ感は同社の「A7」とほとんど同じと思えばいいでしょう。実に堂々たる存在感を持ったコンセプトカーです。
コクピットにはアウディならではの進化版バーチャル・コクピットを搭載。ボタンやスイッチ類を最小化し、中央のディスプレイ、センターコンソールのタッチスクリーンから様々な情報が得られるようになっています。また、リア・ビュー・カメラ用ディスプレイをインパネの両サイドに装備しており、サイドミラーは省略されている。
明るい色でまとめられた室内空間には、乗員4人が過ごすための十分なスペースが確保され、後席用タッチスクリーンがドアトリムに設けられているなど、近未来な装備も満載されています。
最高出力は435ps 航続可能距離は500km
パワーユニットは、フロント・アクスルに1つ、リア・アクスルに2つの電気モーターが設置されるタイプの4輪駆動となっています。最高出力は435ps(ブーストモードでは503ps)を発生し、0-100km / hを4.5秒で加速します。
バッテリー容量は95kWh、航続可能距離は500kmだ。
それでは最後にイメージ動画が存在するので紹介しましょう。
いかがだったでしょう。2019年に登場する予定の電気自動車は、それだけでも近未来感が溢れまくってますよね。こんなのホントに出るんだろうか……と、思わず疑ってしまいそうです。