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公道で走れるフォーミュラカー!しかも買えるとかマジ!?

公道で走れるフォーミュラカー!しかも買えるとかマジ!?

BACの略称をもつBriggs Automotive Companyというイギリスの自動車メーカーをご存知でしょうか。とんでもなく尖ったメーカーで、なんと「公道を走れるフォーミュラカー」を展開しているんです。

今回紹介するのは、そんな彼らが製造している「MONO」というモデルの2013年型。去る8月1日にオークションサイトにて約860万円で落札された1台になります。

 

レース気分を味わえるシングルシート

目にした人誰もがまず気づかされるのは、BAC MONOが1人乗り仕様ということでしょう。後輪よりの車両中心部にコックピットが設けられているのです。その姿はまさにフォーミュラマシン。

 

公道で走れるフォーミュラカー!しかも買えるとかマジ!?

防水機能付きブラックレザーが張られたカーボン製フルバケットシートがコックピットで絶対的な存在感を醸し出しています。コックピット周りのスウェード生地も高い質感を放っています。

 

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レーシングカーに必要不可欠ともいえる5点式シートベルトはイギリスのストックブリッヂレーシング社が販売するWillans製。自国のメーカー品を採用していることにこだわりを感じます。

 

フォーミュラーマシン独特の足回り

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BAC MONOの足回りも注目要素の1つです。例えば、サスペンションはレーシングカーではおなじみのプッシュロッド方式。正面から見るとハの字のように見えるのが特徴的で、重心を車体中心に寄せることができることもあり、クイックなハンドリングの実現には欠かせないんです。

 

レーシングスピリットが溢れているのはサスペンション形式だけではありません。コイルスプリングはアイバッハ製で、ダンパーはザックス製と世界の名だたるメーカー品が採用されています。

ブレーキはモータースポーツの世界でも高い評価を得ているAPレーシング製と制動力もぬかりありません。

 

公道で走れるフォーミュラカー!しかも買えるとかマジ!?

唯一フォーミュラマシンらしくないところを挙げるなら、装着されているタイヤの外径です。BAC MONOと同じ車格のF3マシンでは13インチタイヤを使用しますが、こちらはOZ Racing社のアルミホイール Alleggerita HLTの17インチが組まれています。きちんと公道を視野に入れた仕様だという証ですね。

 

リビルトされたフォードのNAエンジン

エンジンはDuratecの名称で知られる自然吸気2.3L 4気筒のフォード製で、レース用エンジンを手掛けるイギリスのCosworth社で完全なリビルトとチューニングが施されています。カタログスペックの300馬力を優に超えるパワーを発揮してくれそうです。

ミッションもまた気合の入った仕様。競技仕様車では御用達の6速シーケンシャルを組み合わせており、ほぼそのままサーキットに連れ出しても十分なポテンシャルを秘めています。自然吸気エンジンの強みであるレスポンスの良さと高回転まで回す楽しさが味わえることでしょう。

 

豊富なカーボンパーツ

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ちなみに、車両重量は540kgとコンパクトカーのおよそ半分!ここまでの軽量さを実現できた背景には、普通のスポーツカーではまずできない、軽量性と剛性の高さを特長とするカーボンパーツの多用があります。ボディやディフューザーなどの外装はもちろん、フルバケットシートにまで使われている徹底ぶりです。

 

目立つこと間違いなし!

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ちなみに日本での販売価格は新車で2450万円。こちらのボディカラーにいたっては39万円もするメーカーオプションになるので、今回のオークションでの落札価格はかなりおトク。中古車とはいえ、しっかり整備されたクルマですしね。

一生に一度くらいはこんなマシンで街中を駆け抜けてみたいものです。周囲の目線を集めそうでちょっと恥ずかしいですけれど、それを補って余りある魅力的な一台です。

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