ヨーロッパにおいてスマートは、コンパクトな車体で2人(fortwo)または4名(forfour)が過不足なく移動できるコミューターとして、一定の地位を確立することに成功しています。
そんなスマートが、EVコミューターのコンセプトカーを発表しました!
「Vision EQ fortwo」の概要
コチラが、フランクフルト国際モーターショーにて発表されたスマート「Vision EQ Fortwo」。都市モビリティのみならず、地方の公共交通も視野に入れた、完全自動運転のコンセプトカーです。
未来的なエクステリアからご想像いただける通り、本モデルは市販化を前提している、というよりも、考え方を提案するコンセプトカーになります。
エクステリアとインテリアにディスプレーを装備。エクステリアのディスプレーは105×40cmと大型であり、これは歩行者を誘導することが、またインテリアのディスプレーはドライバー(自動運転なので所有者?)を楽しませることが可能となっています。
本モデルは、ダイムラーの新戦略”CASE”の一環として発表されています。そのため、同社が掲げる四本の柱である、”Connected(通信が可能)”、”Autonomous(自動運転)”、”Shared(共有)”、”Electric(電動)”を全て表現しています。
「Vision EQ fortwo」はカーシェアリング狙い!
最近、四輪車の記事では、EVを扱うことが増えています。特に最近は、フランクフルト国際モーターショーの前後で、各社が続々とEVを発表しています。例えば、このMiniのほか……
日本からは、ホンダが2019年のEV市販予定を明言しつつ、「Honda Urban EV Concept」を発表しました。
そんな群雄割拠とも言える状況で発表されたスマート「Vision EQ fortwo」は、他のクルマとは決定的に違う点があります。それは、開発段階からカーシェアリングを念頭に入れていること。具体的には”Car2go”というカーシェアリング・サービスで使われることを念頭に置いています。
容量30kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。通常のプラグインだけでなく、ワイヤレスでの充電も可能であり、空車時にはクルマ自身で充電スポットに行き、充電して来るのだとか。
「Vision EQ fortwo」はカーシェアリング狙い!
残念ながら技術的な詳細は明らかにされていませんが、市街地におけるコミューターとしてなら、このサイズでも充分だと言えましょう。
カーシェアリングの未来も、なんだか楽しそうな気がしてきました!