日産が2017年北米国際自動車ショーにて、インフィニティの次世代中型プレミアムSUVのビジョンを示す「QX50コンセプト」を世界初公開しました!
今回は、このコンセプトモデルをご紹介しましょう。
QX50コンセプトの前身モデルは?
「QX50コンセプト」は、前身モデルである「QXスポーツ インスピレーション2016」のデザインをベースに、より将来の量産車への適用を示すモデル。この前身モデルは、2016年4月に開催された北京モーターショーで初公開されました。
コレがQX50コンセプト!
新しい「QX50コンセプト」は、その「QXスポーツ インスピレーション2016」をベースに、インフィニティ特有の「優雅でありながらもパワフル」なデザインを表現しています。
今回発表された「QX50コンセプト」特徴は……、
- より高度で現代的な技巧を用いることで従来のインテリアデザインの常識を覆す室内空間を実現
- 自動運転支援技術の将来的な導入を示唆するインフィニティの最新コンセプト
- 量産型可変圧縮比エンジン「VCターボ」の採用
とされています。
真っ直ぐなラインと流れるような外観は、ダイナミックでありながらも実用的なSUVらしさを表現しています。
ドライバーを中心に据えながら助手席にも配慮したキャビンの有機的なフォルムは、エクステリアの形状に調和するように設計しています。
QX50コンセプトのインテリア
冒頭で「従来のインテリアデザインの常識を覆す室内空間の実現」が特徴、と記しましたが、ご覧の通り見事な出来映え!
漸進なデザインと現代的な技巧を融合することで、プレミアムなインテリアデザインをインフィニティ独自の考え方で表現しています。
自動運転支援技術の導入を視野に入れている!
冒頭で記した主な特徴として、自動運転支援技術の導入を挙げていました。ところが残念なことに、どのような自動運転支援技術が搭載されるのか、具体的な提示はありませんでした。日産としては、
将来の自動運転支援技術開発戦略の中心には、最終的な運転責任はドライバーが持つという考えがあります。ドライバーが最終的な車のコントロール責任を持つインフィニティの自動運転支援技術は、人間に代わってクルマを操縦するのではなく、ドライバーの「副操縦士」として運転を支援します。
としています。ちょっぴり拍子抜けです……。
VCターボの導入
同コンセプトは、インフィニティの最先端可変圧縮比エンジン「VCターボ」の将来的な採用を示唆しています。同エンジンを採用することで、パワーと効率性を併せ持つパワートレインを提供します。
VCターボエンジンとは、2016年パリモーターショーにて日産が公開した、世界初の量産型可変圧縮比エンジンのこと。
可変圧縮比技術は、走行状況やドライバーによるインプット情報に合わせてピストンの上死点の位置をシームレスに変化させることができる最新のマルチリンクシステムを活用しており、最適な可変圧縮比に素早く変化します。また、圧縮比は8:1(高性能)から14:1(高効率)の間で自在に変えることができます。
QX50コンセプトで製品化に近付いた!?
いかがでしたでしょうか? 自動運転支援技術の導入については「?」でしたが、インフィニティに相応しい見事な仕上がりのエクステリア&インテリア、それに期待の「VCターボ」エンジンの採用と、楽しみな要素が沢山ありました。
「QX50コンセプト」をベースにした車両の開発が期待されますね!