ポルシャは旧車オーナーに手厚く、純正パーツ供給はもちろん、メンテナンス・レストアまでをディーラーが引き受けることで、過去に生産された同社製モデルの実に70%以上が今も現役であると言われています。
翻って我らが日本メーカーは……残念な状況であると言わざるを得ません。ところが、マツダが頑張ってくれました!
ロードスターのレストアサービスが開始!
なんと、マツダが初代「ロードスター」(NA型)を対象としたレストアサービスの開始を公式アナウンスしたのです!レストアサービスというのは、オーナーが永く大切にマツダ車を乗り続けることができる環境作りを目的とした、”レストア事業”と”パーツ再供給”の二つからなるサービスのこと。
パーツ再供給は、現在供給終了となっている初代「ロードスター」の一部パーツを復刻するもの。2018年初頭より販売が開始されます。
復刻されるパーツはオリジナル状態にこだわり、初代「ロードスター」発表当時を彷彿とさせるビニール生地のソフトトップやデザインを再現するほか、乗り味にこだわったブリヂストン製タイヤSF325(185/60R14)と……
NARDI製ウッドステアリング/シフトノブを現在の技術で復刻します。その他の部品供給についても、オーナーとの対話を通じて今後取り組んでくれる、とのこと。
もう一方のレストア事業は、オーナーが所有する「ロードスター」をマツダが預かり、オリジナルに近い状態にクルマをリフレッシュするもの。2017年内に受付を開始して、2018年初頭よりサービスを始める予定です。メーカーであるマツダがオーナーと直接面談し、個々のクルマの状態やオーナーの要望に合わせたサービスを実施します。
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作業を行うマツダ社内の施設は、テュフ ラインランド ジャパン株式会社(ドイツに本社をおく第三者検査機関で、ドイツで運転免許試験を行い、ドイツ他数カ国で車検サービスを提供している。また自動車メーカー向けに欧州型式認証を行う他、板金塗装工場やクラシックカーの評価・認証サービスなどを提供する。テュフ ラインランド ジャパン株式会社はその日本法人)より、クラシックカーガレージ認証取得を予定しており、レストアしたクルマを高い品質でオーナーに届けることが可能です。
レストア&パーツ供給情報はウェブで!
マツダは、初代「ロードスター」のレストア事業やパーツ再供給を通して、マツダ・オーナーの人生をより豊かにし、オーナーとの間に特別な絆を持ったブランドになることを目指してまいる、といいます。
日本メーカーにしては稀有な素晴らしいサービスを提供してくれたら、初代ロードスター・オーナーならずとも、マツダに惚れてしまいますね!
レストア事業やパーツ再供給の情報は、オフィシャルウェブサイトで随時更新されますので、初代ロードスター・オーナーさんは定期的に眺めてみてください!