マツダの新兵器である直6スカイアクティブ-X搭載車はクーペかセダンそれともSUV!?

マツダはここ数年で一気にブランドイメージの変革が起こっています。今年の春には、縦置き・直6スカイアクティブ-X・エンジン最新プラットフォーム開発を発表し、トヨタはマツダのロータリーエンジンを使用した『レンジエクステンダー』の開発を発表しています。ここまで、マツダが次々と打ち出した新しい戦略の内容を整理してまとめてみました。

 

マツダから電撃発表!縦置き直6スカイアクティブ-Xと新型プラットフォーム開発を打ち明けた

マツダは今年5月9日に開催した通期決済発表で縦置き直6エンジンと新型プラットフォームの開発を明らかにしました。

プラットフォームは新型マツダ3に採用された『スモールプラットフォーム』、そして直6エンジンを見越した『ラージプラットフォーム』です。

 

エンジンは、新型マツダ3で新採用されたスカイアクティブ-Xを直6エンジンにも採用し、海外メーカーが積極的に取り入れている48VシステムHVPHEVを取り入れていきます。

そのほか、現在の従来のスカイアクティブGのアップグレードや、ディーゼルエンジンであるスカイアクティブ-Dの次世代型『スカイアクティブ-D GEN2』を登場させ、マツダから次々と発表される内容に驚かされました。

 

直6エンジン搭載モデルはFRという発表はないものの、縦置きということから、FRまたは4WDであると断定してもよいでしょう。

そうなれば、ラージプラットフォームはFR仕様になるとみられます。

 

スカイアクティブ-Xとは

新型マツダ3に搭載されたスカイアクティブ-Xエンジン

スカイアクティブXは新型マツダ3で初採用されたことで話題を呼びました。

ガソリンエンジンは圧縮された混合気を点火プラグによって爆発させ、旧型アクセラ・スカイアクティブ-Gで圧縮比は13.0。スカイアクティブ-Xは、圧縮比をディーゼルエンジン並の16:1まで引き上げ、ピストンが上視点付近のタイミングでごく少量のガソリンを追加噴射と同時にスパークプラグによる点火で混合気全体を圧縮着火から爆破させます。

 

これを『火花点火制御圧縮着火(SPCCI)』と呼ばれ、高圧縮化と最適な点火タイミングにより従来のガソリンエンジンより燃焼効率を高め燃費の向上とクリーンな排ガスを実現させ、欧州で2021年から追加されるCO排出規制もすでにクリアしています。

 

次期アテンザは直6スカイアクティブXのFR!?ほかにクーペやSUVにも

MAZDA6 セダン・25T S Package

直6スカイアクティブ-Xを搭載するモデルは、次期アテンザに搭載されるという見方が濃厚とされています。

マツダは7月4日にアテンザを『マツダ6』へとグローバルネームの車名を変更し、新たに2.5リッターガソリンエンジンを搭載した『SKYACTIV-G 2.5T』をリリース。

 

これにより次期アテンザの登場はあと1、2年はかかると考えられ、新CO規制が導入される2021年あたりに発表となり、そうなれば次期アテンザはFR化されることが濃厚です。

また、次期アテンザ以外にもクーペや、一部ではCX-5の後継モデルにもラージプラットフォームと直6スカイアクティブ-Xが搭載されるという声もありますが、まだ現実的な情報とはいえません。

 

ビジョン-クーペ

マツダは、『ビジョン-クーペ』や『RX-ビジョン』を発表し、魂動デザインの集大成ともいえる美しいプロポーションのコンセプトカーを発表しています。

新型マツダ3でも、これらコンセプトモデルと共通な部分が多く見受けられるため、これほどスタイリッシュで直6FRのセダンとクーペが登場するのは、クルマ好きでなくとも待ち遠しい気持ちにさせます。

 

ロータリーエンジン搭載の新型RX-9はどうなった?

マツダ・RX-ビジョン

以前、本サイトでも紹介した次世代ロータリースポーツカーの新型RX-9(仮名)はどうなのか、気になる方もおられるでしょう。直6FRクーペが登場するとなれば、新型RX-9は必要ないと思われます。

 

しかし、ロータリーエンジンこそマツダを象徴するもので、トヨタに提供するレンジエクステンダーのエンジンだけにとどめてほしくありません!

RX-9の開発が進められる情報はかなり有力視されており、マツダのフラグシップモデルとしてホンダ・NSXや日産・GT-Rのような立ち位置で登場し、マツダを象徴するFRスポーツになるものと予測されます。

 

新たな情報は出回っていませんが、新型RX-9の登場は具現化してほしいです。

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マツダはプレミアムカーブランドへと変貌!?

ここまで紹介してきた内容から推測できるのは、マツダのクルマが高級車志向の強いものへとなっていることです。

ダウンサイジングターボやV型エンジンが主流になりつつあるご時世に、縦置き直6エンジンを開発するのは、ここ数年で直6エンジンを復活させたメルセデスベンツやBMWと同等です。

 

さらに、デミオもマツダ2へとグローバルネームに変更し、モデル名をコード化させるのは高級車ブランドがやっていることです。

現在、EV化や自動運転など自動車業界の大変革期が訪れようとしているなか、マツダはどんな自動車メーカーに変貌していくのか楽しみです。