モンスタートラックイベントは、アメリカでは結構メジャーな自動車競技であるが日本ではほぼ流行っていない。一度モンスタートラックの名が知れたタイミングといえば、80年代後期にタミヤが発売した「クラッドバスター」というモンスタートラックのRCカーくらいではないだろうか。
モンスタートラックとは?
主にピックアップトラックを使用し、とにかくボディをハイリフトし、66インチを超える巨大なタイヤを履かせるのが基本のスタイル。また、船舶クルーザー用の9リッターオーバーのエンジンにスーパーチャージャーというモンスター級のセットアップをするので、基本的に最高出力は1,500hpを超えるモノがほとんどだ。
モンスタートラック競技とは?
モンスタートラックを使った競技は、様々なジャンルが存在するが、一番代表的な種目は”フリースタイル”だ。
フリースタイルの採点基準としては下記の項目を加点方式で競い合う。
- 時間内にコースを回れたか。
- 障害物をどのくらい破壊できたか。
- スピードをどれくらい維持できたか。
- マウントからジャンプした際の高さと滞空時間
- トリックの有無(ウィリーやドーナツターンなど)。
- どのくらいクラッシュできたか。
- 迫力を出せたのか。
ちょっと日本には馴染みのない競技なので、余計に分かりづらいと思うが、要はどれだけオーディエンスを沸かせたかが、勝敗のカギを握るのである。
きっとハマる!モンスタートラック
それでは、日本では普段観ることのないモンスタートラックイベントの模様をご紹介!
アメリカはジョージア州にあるWest Georgia Mud Parkで行われたフリースタイルの模様をどうぞ。
ヨロけた瞬間に、アクセルを開けることで体勢を立て直そうとするあたりはモンスタートラックならではの動き!
ちなみに、横転した後ビチャビチャと流れ出ていたのは、おそらく燃料。
いかがだっただろうか。F1などのレースで横転した場合は、どよめきしか起きないが、モンスタートラックイベントの場合は拍手喝采である。
ナイトロサーカスも日本に来たことだし、モンスタートラックイベントも、日本で開催されてほしいものである。エナジードリンクメーカーの「モンスター」さん! いかがでしょうか?
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参考 – YouTube : INTRUDER 2.0 MEGA TRUCK ROLLS at WGMP
画像 – Flickr : John Wright