マクラーレンと言えば、イギリスの名門F1レーシングチーム。今季もホンダと組んでF1を走る予定だが、そのマクラーレンが市販車も作っていることを知っているだろうか?レースファンなら周知の事実だけど、マクラーレン・オートモーティブという市販車部門があり、公道も走れる高性能カーを生産しているのだ。
そんなマクラーレンが、スイスで2016年3月1日〜13日に開催される「ジュネーブモーターショー2016」に、まさに職人技!とも言える美しいカーボンに身を纏ったクルマを2台展示する。
「マクラーレンP1」はフルビジュアルカーボン仕様
同社のカスタマイズ部門、マクラーレン・スペシャル・オペレーションズが製作した特別仕様2台のうち、まず「P1」。
375台が作られ、すでに生産が終了している「ロードゴーイングレーサー」に、”フルビジュアルカーボン”を使ったボディをあしらった仕様が展示される。
これは、カーボンファイバーの独特の柄が見える美しい仕上がりが特徴。ジュネーブ仕様P1では、このフィニッシュが施されたカーボンを、ボディ全面に使用する。製作はすべて手作業、まさに職人技の逸品と言えるクルマなのだ。
ホイールはグロスブラック仕上げ。
ブラックのアルカンターラに、ブルーステッチを組み合わせたインテリアは高級感も満点。マフラーのヒートシールドは24金製にするなど、各部にこだわりが入ったワンオフマシンだ。
「675LTスパイダー」にはカーボン製ハードトップも!
一方、昨年12月に500台限定で発売され、すでに完売となった「675LTスパイダー」もカスタムされて登場。
セラミックグレーのボディカラーに、カーボンファイバー製の格納式ハードトップやトノカバーを装備する。
フロントバンパーのエンド部やサイドスカート、サイドインテークやリヤバンパーなどには、「P1」同様に”フルビジュアルカーボン”も採用。美しいカーボン柄を楽しめる。
インテリアには、こちらもブラックのアルカンターラを貼ったシートを採用。マフラーには、やはり24金製ヒートシールドを装備している。
職人技が光る2台。是非とも現物が拝みたいものだ。