モータースポーツ発祥の地であるイギリスからオートバイのような「文字通り」軽量かつパイパワーなクルマが販売されていることをご存知でしょうか?
日本だとハイパワーなクルマだと、日産「GT-R」が代表格ですね。しかし、その重量は1,700kg以上あります。もちろんこの重量は計算されたものであるから世界の名だたるスーパーカーと肩を並べるパフォーマンスを発揮しています。しかし、とても軽く、かつハイパワーなクルマ、まるでオートバイやF1カーのような感じで、ある意味「夢のクルマ」と言えるのではないでしょうか?

参照元:radicalsportscars.com
このラディカル「RXC Turbo」はまさにその夢のクルマにもっとも近いクルマと言えます。
ラディカルとはどんな自動車メーカー?
ラディカル社は、イギリスにある自動車メーカーで、アマチュアでも楽しめるクルマを開発制作しています。すなわち、FIA(国際自動車連盟。JAFも加盟している、いわばクルマの国連のようなもの)の厳格なクラッシュテストにも合格しており、安全に長時間のドライビングを楽しめます。また、販売している一部車種は公道走行も可能で、そのままレース・走行会に参加した後は、そのまま家まで帰れるのです。
主な販売車種としては、プロトタイプマシンの「SR3 SL(ストリート・リーガル)」や、今回ご紹介する「RXC」などを世界全国で展開しております。
RXC Turboってどんなクルマ?

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「RXC Turbo」はラディカル社が初めて販売するクローズドボディのスーパーライトウェイトスポーツカー。
FIAの厳しい安全基準を満たしたスペースフレームとEUの市販車の衝突試験をクリアした軽量ボディに収まっています。心臓はフォード製のEcoboost 3.5L V6ツインターボをベースに、ラディカル社独自のチューニングで454英馬力を発生します。ミッションは7速シーケンシャルMTでパドルシフトでの操作になります。足回りはフォーミュラカー顔負けのプッシュロッド式ダブルウィッシュボーンサスペンションを採用しています。

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インテリアはプロトタイプのそれに近く、快適装備は基本的についていないのですが、オプションでエアコンが装着可能です。ドライビングポジションは、なんと足元のペダルの前後調整のみで、レーシングカーと同様となっています。乾燥重量は945kg。0-96km/h加速は2.6秒。
このRXCの性能をフルに引き出すにはそれなりのドライビングテクニックが必要となりますが、非常に面白いクルマではないでしょうか。
ちなみにこちらの車両は日本でも購入可能で、ラディカルの総代理店であるSTOが2,600万円から販売しております。
まだ日本にあるのは販売可能なデモカーのたった1台のみですが、きちんとナンバープレート取得し、箱根ターンパイクなどを走っているそうです。日本メーカーにもこれぐらいスパルタンな1台を販売してほしいものです。
参考 – RXC公式サイト、ラディカル日本総代理店STO公式サイト
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