自動車市場で既に定番となりつつあるSUV。その中でも今最も人気のSUVの車種はどれなのか?販売台数をもとにメーカーや車種、価格などを紹介します。
人気沸騰からメーカーも開発に力をいれるSUV
現在、SUVはセダンやクーペよりも高い人気を得て、メーカーもSUVに力を入れています。よって、デザイン、走行性、燃費、機能性など高い次元で開発を進められ、安価でコストパフォーマンス高い安価なモデルから1,000万円以上の高級SUVまで、ここ数年で一気に車種が増えました。
2019年上半期の販売数を見てみれば、トップ50位のなかにSUVが13台ランクイン。そのなかでトップ5台はどんなSUVなのでしょうか。
ホンダ・ヴェゼル
2019年上半期SUV販売台数ナンバー1は3万3,445台を売り上げたホンダ・ヴェゼル。
小型クロスオーバーSUVの先駆者であり、5ドアでありながらクーペのようなボディスタイルに広い車内と大容量の荷室をもつ万能型SUVです。
エンジンは1.5リッターターボエンジンと、1.5リッターエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドモデルを設定し、予防安全システムの「ホンダ・センシング」を全車標準装備されています。
モデル | 駆動方式 | 価格 |
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ガソリン車 | FF | 2,275,000~2,903,040円 |
4WD | 2,291,000~2,381,000円 | |
ハイブリッド車 | FF | 2,460,000~2,810,000円 |
4WD | 2,676,000~2,926,000円 |
トヨタ・C-HR
トヨタ・C-HRは3万2,221台を売り上げ第2位。
トヨタが世界戦略車として登場させ、発売直後2018年国内SUV販売台数1位を獲得しましたが、今年上半期はヴェゼルが1位のため、2019年販売数首位獲得に黄色信号!
トヨタの新プラットフォーム「TNGA」と新開発したサスペンションを搭載し、スポーツ性能と乗り心地のよさを両立させ、1.2リッターターボと1.8リッターエンジンとモーターのハイブリッドが用意されています。
“流れるウインカー”こと「シーケンシャルウインカー」を採用して高級感を演出。予防安全装置「Toyota Safety Sense」も標準装備され、小型クロスオーバーSUVクラスの中でスタイル、性能、安全性、コストパフォーマンスを高い次元で作られました。
モデル | 駆動方式 | 価格 |
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ガソリン車 | FF | 2,290,000~2,655,200円 |
4WD | 2,484,400~2,849,600円 | |
ハイブリッド車 | FF | 2,460,000~2,979,200円 |
4WD | – |
日産・エクストレイル
日産・エクストレイルは2万2,603台を販売し3位ですが、前年比76.6%と5台中最も販売数を昨年上半期より下げています。
エクストレイルは5台の中で唯一7人乗りのグレードが用意されています。
パワートレインは2リッターガソリンエンジンと、2リッターガソリンエンジンとモーターのハイブリッドを設定。
話題のプロパイロットやインテリジェントパーキングアシスト、さらには世界初の車体振動抑制システム「インテリジェント ライドコントロール」や「インテリジェント エンジンブレーキ」を搭載し、相当充実した装備でながら200万円前半から購入可能できるため、コストパフォーマンスの高いSUVです。
モデル | 駆動方式 | 価格 |
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ガソリン車 | FF | 2,231,280~3,427,920円 |
4WD | 2,437,560~3,634,200円 | |
ハイブリッド車 | FF | 2,623,320~3,598,560円 |
4WD | 2,829,600~3,804,840円 |
トヨタ・ハリアー
トヨタ・ハリアーは2万772台を販売し第4位。
ハリアーは高級クロスオーバーSUVクラスの先駆的なモデルで、1997年の発売から20年以上経つロングセラーモデルです。
2リッターNA、2リッターターボ、そして2.5リッターエンジン+モーターのハイブリッドを設定し、スポーティーな味付けがなされた「エレガンス”GR SPORT”」もラインナップされます。
安全性能では「Toyota Safety Sense」と、トヨタ・C-HRにはない「インテリジェントクリアランスソナー」が搭載されています。
モデル | 駆動方式 | 価格 |
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ガソリン車 | FF | 2,949,480~4,129,920円 |
4WD | 3,143,880~4,324,320円 | |
ターボ車 | FF | 3,380,400~4,380,480円 |
4WD | 3,574,800~4,574,880円 | |
ハイブリッド車 | FF | – |
4WD | 3,774,600~4,604,040円 |
マツダ・CX-5
マツダ・CX-5は2万201台を販売し第5位を獲得し、前年比103.1%で5台中最も販売数が2018年上半期より伸びたモデルでした。
マツダ独自のデザインアイコン「鼓動デザイン」が市街地にも溶け込むスタイリッシュさと自然の中でも走破できそうな力強さを感じさせるスタイリングになっています。
エンジンは2リッターと2.5リッターのガソリンエンジンと2.2ディーゼルエンジンを設定し、5台中唯一のディーゼルエンジンは400N・mの力強いトルクをもちつつ、17.4km/h(WLTCモード)の低燃費を実現。
マツダの安全思想”MAZDA PROACTIVE SAFETY”に基づいて開発された先進安全技術も全車標準装備されています。
ディーゼル車には6速マニュアル車も設定しているため、マニュアル好きのユーザーには嬉しいSUVモデルです。
モデル | 駆動方式 | 価格 |
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2.0リッターガソリン車 | FF | 2,570,400~2,802,600円 |
4WD | 3,143,880~4,324,320円 | |
2.5リッターガソリン車 | FF | 3,018,600~3,650,400円 |
4WD | 2,797,200~3,877,200円 | |
2.2リッターディーゼル車 | FF | 2,883,600~3,655,800円 |
4WD | 3,110,400~3,882,600円 |
【番外編】今後発売予定のマツダCX-30
今年の9月末にマツダ3をベースにしたSUVモデル「CX-30」が予約開始、10月下旬に発売される予定です。
搭載されるエンジンは、気筒休止システムを組み込んだ2リッターガソリンエンジンと、世界初の火花点火制御圧縮着火を実現したSKYACTIV-Xエンジンです。
SKYAVTIV-Xはガソリンを従来よりも圧縮比を高めて燃焼させるため、燃焼効率がよく力強いトルクを発揮しながらも従来のガソリンエンジンよりも低燃費を実現します。
SUVでありながらも人馬一体の操作感を演出させる新世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」にも注目です。
これからも、国内外メーカーから続々と新型SUVが登場する情報や噂も絶えないため、近いうちには紹介した6台よりも人のこころを惹きつけるSUVが誕生するかもしれません。