東京モーターショー2017では数多くのコンセプトカーが発表されていますが、スポーツカー好きが注目したのは本モデルではないでしょうか?
事前発表された出展概要で「”スポーツEV”を世界初披露する」と明記したことで、スポーツカー好きが色めき立っていました。
「Honda Sport EV Concept」は市販化前提!?
コチラが世界初公開された「Honda EV Sport Concept」。近年流行中の怒顔とは打って変わった”丸目”のファニーフェイスと、スポーツカーらしい”ふくよか”なロングノーズにニンマリしてしまいます。
ホンダ自身は……
デザインにおいては、ロー&ワイドのスポーツカーらしいフォルムを継承しながら、一目で心に残るカタチや、多彩なライフスタイルに自然と溶け込む親しみやすいフロントフェイス、豊かな張りのある面構成などを用いて、所有する喜びと愛着が感じられる、次世代のスポーツカーデザインを目指しています。
と述べています。
残念ながら今回の東京モーターショーでは、バッテリー容量やモーターといったパワートレインに関する言及はありませんでしたが……
日本初公開された「Honda Urban EV Concept」と共通のEV専用プラットフォームを用いる、とされていることに注目です。
というのも過去記事でご紹介している通り、「Honda Urban EV Concept」は2019年にヨーロッパで、日本では2020年に市販する、と発表されています。
ということは……共通プラットフォームを有するとされる可愛らしい「Honda EV Sport Concept」も、同じように市販化前提で開発されている、と思いたいのです。
公式リリースでも……
どんなに時代が変わっても、スポーツマインドはHondaのアイデンティティーであり続ける。
なんて謳われています。
ホンダの公式リリースでは言及していませんが、恐らくきっと多くの方が、「Honda EV Sport Concept」のロングノーズクーペ・デザインに、往年の名車「S800 クーペ」の面影を重ねていることでしょう。
AI技術を用いた「Honda Automated Network Assistant」を組み合わせ、人とクルマが“心身共にひとつ”になれるコミュニケーションを目指しました。
という公式リリースの”先進技術”に関する部分がどうでも良くなるほど、純粋にスポーツカーとして魅力的。それが「Honda EV Sport Concept」なのです。
「Honda ロボキャス Concept」は斬新で可愛い!
続いてご紹介するのは、これまた世界初公開された「Honda ロボキャス Concept」。
コレが何かと申しますと……一人ひとりの夢やアイデアを叶えるために生まれた電動モビリティーです。
走行機能を持つコンパクトな車体ベースに、キャリースペースとなる上屋を自由に組み合わせることができます。
モノを運んだり、人を乗せて移動したりするのはもちろんのこと……
週末に趣味を生かしたオリジナルカフェや、こだわりのスープ屋、カレー屋を開いてみたりすることも可能です。
また、自動運転技術により、“トコトコ”と人に付いて行くのだと言うから、これは実用性にも期待できます。
提供された画像から判断すると、ホンダが想定しているのは個人利用のようですが、近年は最新テクノロジー(自動運転トラクターやドローン)が農業で実用化される例が少なくありません。
筆者的には、本格的な農業分野への参入も面白いかな、なんて思いました。
ホンダのコンセプトカーは”丸目”で可愛い!
いかがでしたでしょうか?「Honda EV Sport Concept」と「Honda ロボキャス Concept」をご紹介しました。この2台と以前ご紹介した「Honda Urban EV Concept」、そのどれもが可愛らしい”丸目”を採用していることに気付きましたか?
ここ数年、強面のクルマが多過ぎではありませんでしたか?「”人々を笑顔にする”とか言っといて怒顔かよ!」なんて感じていました。それに対して、ホンダの最新EVコンセプトカーは、どれも丸目の笑顔!その顔が示す通り、明るい未来になることを願います。