ロシア人が制作した走破性に振り切ったベントレー! やっぱりおそロシア……

手っ取り早く余ったパーツで自分好みのクルマを作ろう!そうだ!乗用車にキャタピラ着けちゃおう。そんなクレイジーなことをするユーチューバーが世の中にはいるんです。しかもそのベースははなんと、高級車の代名詞とも言えるベントレー。走破性に振り切ったベントレーとはいったいどんなものなんでしょうか。

 

無限軌道とどっちがメイン!?

世界中のクルマ好きやカスタム好きは、それぞれ思い思いのカスタムをして楽しんでいますが、ロシアの自動車系ユーチューバー「AcademeG」が制作したベントレー・コンチネンタルGTのカスタム車には度肝を抜かれるでしょう。

 

その名もUltratank(ウルトラタンク)。とにかくすごい迫力ですが、もはや無限軌道(いわゆるキャタピラ)とクルマどっちがメインかわからないですね(笑)。

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フレームなどは手作り

こんなの外側だけベントレーじゃないのと思われますが、ベースとなるモノコックフレームはコンチネンタルGTのものを流用しています。

といっても、いたるところを切ったり溶接したりしてますし、モノコックフレームの下には自作した頑丈なトラスフレームを設置し、そこへエンジンやトランスミッションなどを載せています。

エンジンはベントレーコンチネンタルGTのオリジナルのV12からランドクルーザーやセルシオに搭載されたトヨタ製の4.3リッターV8エンジンに乗せ換えています。

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車内はベントレーのまま高級感満点!

エンジンやオリジナルフレームなどほとんど手が加えられていますが、車内はベントレー・コンチネンタルGTのオリジナルからほとんど変わっていません

アクセルブレーキなどは足のペダルで操作し、ステアリングホイールで旋回操作をするところは普通のクルマと変わりません。

実は戦車が曲がるときは左右キャタピラいすれかの回転速度を上げて車体が曲がっていくため、自動車のようにタイヤの舵角で曲がることとは根本的に異なります。

ステアリングホイールの舵角を左右キャタピラの駆動力を変えるシステムを自作したことには非常に驚かさせることです。

 

キャタピラ車とは思えない!最高速130km/hをマーク

ウルトラタンクの車重は3t以上もあり、ノーマルのベントレー・コンチネンタルGTより約600kgも重くなっています。

そんな重量級で、しかもコンチネンタルGTよりダウンサイジングしたエンジンを搭載しているのであれば、パワーは大丈夫なの?と思ってしまいます。

しかし4輪のタイヤとは比べ物にならないほどの走破性能で、2台の自動車を乗り越えるなんて余裕。

 

最高速度は130km/hをマーク。乗用車としてみるとふーんて程度ですが、日本の自衛隊が保有する10式戦車が最高速度70km/hということを考えると戦車としてはあきらかに早い!しかも、運転は通常のクルマと変わりないのですから、ウルトラタンクを作り出したAcademeGの技術力と熱意には改めて感服させられます。

 

まとめ

なんとも奇妙なクルマというか戦車か迷うところですが、世界で最もタフなベントレーであることは間違いありません。

車内はベントレーコンチネンタルGTそのままなので、どんなに悪路であっても乗り越え、なおかつ快適な移動をお約束してくれるでしょう。

 

池田勇生

池田勇生

バイク・クルマ・モータースポーツをさまざまな視点で執筆活動をしているフリーライター。特に80~90年代の旧車や2ストロークバイクが得意です。