【今すぐ買える!?】60年代VWの伝説的ワゴンがEV化

フォルクスワーゲンは旧型マイクロバス「タイプ2(いわゆるワーゲンバス)」をベースに製作した電気自動車を発表しました。メーカーが製作したワンオフのショーカーだと思いきや、これが一般に市販されるようです。旧車と最新のエレクトリックパワートレインを組み合わせたEVは、どんなクルマなのでしょうか。

 

770万円で買えるクラシックEV『e-BULLI』

フォルクスワーゲン(以下:VW)は2020年3月24日に『e-BULLI』(e-ブリ)を発表しました。”BULLIとは「ブルドッグ」の意味で、欧州全土においてVW・タイプ2の愛称で親しまれています。

e-BULLIはVWとe-Classicsの共同製作の車両であり、1966年に生産されたVW・タイプ2をベースに、エンジンを取り払いバッテリーとモーターを搭載した電気自動車です。

e-BULLIはワンオフモデルではなく、7万ドル、日本円で約759万円で販売する計画をたてています。

 

パワートレインはe-up!VWのEV技術は進んでいた

e-BULLIにはe-up!に搭載されているモーターを採用しています。e-up!は2013年にコンパクトカー「up!」のEVモデルとして発売されており、2019年のマイナーチェンジではバッテリーを従来の18.7kWhから36.8kWhに変更し最大航続距離260kmを実現。モーターは最高出力83ps、最大トルク21.5kg-mを得ています。

 

e-BULLIも同等のパワーを発揮し、最高速度は80mph(約128km/h)を実現。バッテリーは電力量45kWhのものを搭載し、航続距離は200km以上です。

 

シンプルな内装でありながら、必要十分な機能を確保

内装はタイプ2同等にシンプルでクラシックな雰囲気ですが、VWのコネクティッドサービス「We Connect」に対応し、スマホに専用アプリをダウンロードすれば、残りの充電量、クルマの現所在地、走行距離、航続時間、エネルギー消費量、回復量などの情報をスマホから確認できます。

 

インパネにあるアナログなラジオ・オーディオは、ブルートゥースやUSBに対応しているので、スマホに入っているお気に入りの音楽を流すこともできます。

タイプ2オリジナルの車内を残しつつ、最新の機能が追加されているため、普段使いしても満足できる機能充実です。

 

まとめ

旧車は車両が軽く電動化しても電力消費が抑えられ航続距離を延ばせるため、電動ユニットとの相性は非常に良いのです。これから旧車を所有するうえで、オリジナルのエンジンやミッションなどが欠品してくれば、思い切って電動化させるのも一つの手。e-BULLIは、そんな電動化カスタムのお手本になってくれることでしょう。

池田勇生

池田勇生

バイク・クルマ・モータースポーツをさまざまな視点で執筆活動をしているフリーライター。特に80~90年代の旧車や2ストロークバイクが得意です。