アウトドア系アパレルブランドのロゴデザインを見ていると、分かりやすい象徴をアイコンとして採用しているブランドを多く見かけます。
そんなユニークなロゴたちの中でも今回は、生き物をモチーフとしロゴを採用するアウトドア系ブランドをまとめてみました!
マンモスロゴでお馴染み「MAMMUT」
長い象牙が特徴的なマンモスロゴでお馴染みのマムートは、スイス初のアウトドアブランド。
今から遡ること、約160年前の1862年にディンティコンと言う町で設立され、「ロゴス」や「スノーピーク」に並ぶほど、長い歴史を誇る老舗ブランドです。その長い歴史があるからこそ、信頼され、アルピニストたちから今も愛され続けています。
そんなマムートは、今では多種多様なアウトドア用品を扱っていますが、始まりは農業用のロープ製造からスタート。後に製造技術を活かしてクライミング用ロープを製造することで、アウトドアシーンへと昇華。また、ソフトシェルを初めて製造したのはマムートだと言われています。
始祖鳥がモチーフの「ARC’TERYX」
アークテリクスは、クライマーのデイブ・レインとジェレミ・ガードが1989年にカナダで創業しました。ブランド名の由来は、アイコンに使われている始祖鳥の学名「アーキオプテリクス・リトグラフィカ」に由来して付けたもの。
クライミング用のハーネス販売からスタートし、ゴアテックスを採用したウエア展開により、今では老若男女から支持される人気のアウトドアブランドになったわけです。
シロクマが愛くるしい「NORDISK」
アウトドアカテゴリーの中でもキャンパーから支持を得ているノルディスクは、北欧のデンマークで誕生したアウトドアブランド。可愛らしいブランドロゴは、グリズリーではなく”シロクマ”がモチーフになっています。
もともとは羽毛会社でしたが、今では様々なキャンプ用品が販売されており、中でもオシャレなコットンテントが人気を博しています。1901年創業なので、120年近い歴史を歩んでいるのです。
「CHUMS」のロゴはペンギンじゃない!?
アウトドア用品店から、若者に人気のビレッジバンガードでもよく見かけるチャムス。愛くるしいキャッチーなシンボルが特徴です。そんなチャムスは1983年にアメリカのユタ州で誕生しました。創業者はリバーガイドを務めていたマイク・タゲット氏が、サングラス用のグラスストラップを開発したことで大きく前進しました。
さて、チャムスのアイコンの生き物ですが、ペンギンだと勘違いしている方も多いのではないでしょうか。実はこれ、ブービーバード(アカアシカツオドリ)と呼ばれる鳥さんでした!この答えを知っている人は、結構なマニアですね。
ロゴよりブランド名の由来が斬新「South2 West8」
海外でも注目されているサウス2ウエスト8は、ネペンテスが展開している日本のブランドになります。北海道にファーストショップがあるので、ロゴのモチーフはおそらくエゾシカの頭蓋骨だと思われます。
そして、一風変わったブランド名ですが、由来はお店の住所「南2条西8丁目」から採用されたもの。なんとも茶目っ気たっぷりのネーミングセンスですね。
「ALDIES」はユニークなヘビがシンボル
若者から支持を集めるアールディーズは2004年頃にスタートし、LOVE&JOKEをコンセプトに掲げ、御洒落[オシャレ](ダジャレ)をする事の楽しさを表現すべく立ち上げた新進気鋭のブランドになります。このブランドを手がけているのは、下北沢のファッションブランド「タイムマシーン」によるもの。
そして、さりげなくハットを被ったオシャレなスネークが、アールディーズのメインアイコンになっています。
女性から厚い支持「FJALL RAVEN」
フェールラーベンは、1960年に本格始動したスウェーデン発のアウトドアブランド。始まりは、14歳の少年がバックパックを少しでも快適に背負えないか考え、木製のフレーム付きバックパックを製作したことから始まります。
その後、数々のアイデア商品を生み出し、中でも学生向けに作られたバックパック「KANKEN」は、スウェーデン国民に愛されるだけではなく、今では世界中で使われるロングセラー商品になりました。
また、創業者のオッケ・ノルディン氏は、厳しい環境でも生き延びる”北極キツネ”に感銘を受けたことから、ブランドロゴに起用しているのです。
有名&気鋭7ブランドの成り立ちや、ロゴに採用されている動物の意味合いについて、楽しんでいただけたでしょうか。
それにしても、動物をブランドロゴに取り入れることで、グッとアイコニックな印象を与えてくれますよね。
今回ご紹介したブランドロゴをどこかで見かけたら、すかさず家族・友人に豆知識を披露しちゃいましょう!