「FIFA ワールドカップ」等のオフィシャルウォッチメーカーに就任し、フェラーリとのパートナーシップ契約を結んでいる「HUBLOT(ウブロ)」。ウブロといえば、高級腕時計ブランドとして芸能人などが愛用していることでも話題となるとなっているが、このウブロがフェラーリを代表する一台「ラ フェラーリ」をモチーフとした機械式腕時計「HUBLOT MP-05 フェラーリ・ラフェラーリ・サファイア」を発表したので紹介しよう。
「MP-05・ラ フェラーリ」の最新モデル
ウブロは2013年にラ・フェラーリの発売を記念して「MP-05・ラ フェラーリ」を発表し、2014年には「ゴールド仕様」と「チタン仕様」も発表している。「MP-05 フェラーリ・ラフェラーリ・サファイア」は、その最新モデルとなっているのだ。
一つ作るのに、なんと600時間が費やされる!
まるでフェラーリのエンジンと見まごうような美しいデザインは、もはや時計というより芸術品と言っても過言ではない。ムーブメントには637個のコンポーネントや垂直浮動トゥールビヨンなどを採用していることもあり、一つ作るのに600時間もかかるという。
50日間もの超ロングパワーリザーブを実現
「MP-05 フェラーリ・ラフェラーリ・サファイア」の最大の特徴は驚異的なパワーリザーブにある。メインスプリングを納めたバレルを11個装備し、約50日間もの超ロングパワーリザーブを実現しているのだ。
左側がパワーリザーブ・インジケーター、右側が時分表示
一体どうやって時間を見たらいいのか分からない時刻表示システムだが、向かって左側がパワーリザーブ・インジケーター、右側が時分表示となっており、いずれも目盛りをプリントしたシリンダーの回転によるデジタル・ディスプレイが採用されている。
限定20本生産、価格はフェラーリが買えるくらい
正式な価格は発表されていないのだが、生産数は20本で、価格は30万ドル(約3,400万円)以上とも言われている。
確かにモチーフである「ラ フェラーリ」が、1台1億6,000万円以上することを考えると妥当な金額なのかもしれないが、この腕時計だけでフェラーリの他モデルが買えてしまうことを考えると、手首に巻くのも気が引ける芸術品である。やはり、跳ね馬を冠しているような高級時計は「ラ フェラーリ」のオーナーあたりが巻くのが妥当なのかもしれない。
参考 – HUBLOT