誰しもが一度は遊んだことがあるであろう玩具といえば……それはLEGOで間違いないでしょう!家や乗り物・動物など、ブロックを組み合わせて作り上げた思い出があることと思います。
これまで当サイトでも、何度かLEGOに関する記事を公開しています。
コチラはBMWモトラッドが監修したLEGOの「R 1200 GS Adventure」。
アストンマーティン「DB5」だって、LEGOで再現できちゃうのです!
ところが……今回のLEGOは超弩級のスケールなのです。
VW Type II キャンパーを40万個のLEGOブロックで再現!
それがコチラ!(恐らく)世界最大、40万個ものLEGOグロックを組み合わせることで制作された、VWタイプIIのポップアップルール仕様のキャンパーです。2月20~24日にドイツはミュンヘンで開催された展示会で世界初公開されました。
40万個という途方もない数のレゴブロックからお分かり頂けると思いますが、完成車の全長は約5m。そして車両重量は700kg近くになるのだとか。左に見えるのが実車ですから、早い話、実物大で再現してしまったのであります。
「本当にレゴかよ……」なんていう疑り深い方はコチラをどうぞ!ボディのみならず、ミラーやワイパー、アンテナといった小物まで、確かにレゴブロックで再現されているのです!
コチラがモチーフとされたVWタイプIIの実車。1967年から1971年まで生産されていた、いわゆるレイトバスと呼ばれるモデル。どうでも良い話ですが、筆者は1968年式のレイトバスに10年ほど乗っていましたので、実に懐かしいのです。
本車両はご覧のようにバンをベースにしてキャンパーにコンバージョンされた1台。ポップアップ・ルーフといって、天井が”ポップアップ”することで車内を有効活用し、ゆったり睡眠までできちゃうナイスな仕様です。
制作したのはレゴ公式の二人のモデルメーカーさん!
制作を担当したのはレゴ公式のモデルメーカーさん達。私達がやるように適当に組んで行くのではなく、事前に3Dイメージを作成して制作プロセスをしっかり検討。それにより必要となる部品数を確定させて作業を開始。実際の制作期間は6週間とのことです。
インテリアも見事に表現!
さて、このレゴ製タイプIIが凄いのはエクステリアだけではありません。ご覧のようにインテリアも、バッチリ再現されているのであります。
対面に設置されたシートだけでなく、ラジオやコンロ、歯ブラシまで置かれています。難しかったのはサイドウォールとウィンドウの剛性確保であり、そこは構造計算から導き出して強度を確保しているのだとか。
1970年代には、キャンパーだけでなく、ヒッピーやサーファーにも愛されたタイプII。その雰囲気がヒシヒシと伝わってきます。制作者のお二人は、さぞかし大変だったことと思いますが、それにしても良い仕事してますね!