乾式の研磨力と湿式の加工力を兼ね備えた新世代のブラストが爆誕!!

サンドブラストやウェットブラストといった表面処理はレストア好きであれば気になるところでしょう。ブラストとは圧縮空気にメディア(研磨材)を混ぜて吹き付けて、表面の汚れを綺麗にする手法です。

 

しかし、各種ブラスト処理後には硅砂やアルミナ、ガラスビーズなどのメディアがどうしても残ってしまう。全てのネジ山にタップを立てたり、パーツクリーナーを何本も何本も使用したりと、組み上げ前には残留メディアの除去で一苦労します。万一、ブラストを当て過ぎてしまった場合は母材を痛めてしまうといった可能性もあり、悩ましい部分も……。

 

効果は抜群なのにメッキすら傷つけない!

しかし独自開発した専用メディアを使用することで、母材やメッキコーティングにもダメージを与えず、残留メディアも確実に無くせるという夢のようなブラストの時代が幕開けしました! それがTTRモータースで展開している「RECS」です。

 

これがRECSで使用されるマシン。手法的にはウェットブラストに近いですが、独自のハイドロジェットシステムを使用していて、後処理で残留物が残りません。より確実&迅速な作業が行えます。有害物質を排出しませんし、省エネ&クリーンな技術も詰まっています!

 

そんないいことずくめなRECSの肝が、ブラストする前と後に各種液体処理を施すという部分。浸す液体の温度管理も重要な要素になっています。

 

ハイドロパワーと特殊メディアのおかげで汚れがとてもキレイに落とせるというのはわかりました。そうなると、材質の寸法を変えてしまうほど研磨力が強いからでは?と勘ぐってしまうのがレストアラーの性でしょう。

でもそんな心配はご無用。きちんと表面の汚れだけを落としてくれるので、エンジンパーツやキャブレターなど精度が必要な部品も安心して使用可能です。

 

メディアで削られることがないため、プラスチックパーツにもそのまま使用可能です。作業も迅速に行えます!

 

洗浄し終えた状態ではメディアが残ります。既存のウェットブラストも同じですね。でもRECSならこのメディアを100%除去できてしまいます!

 

洗浄し終えたものを温度と濃度管理をした液体に浸します。ここからがスゴいんです!

 

漬けた瞬間から大量の細かい泡が発泡!! 特殊メディアを科学的に反応させて除去してしまうのです。

 

ベアリングの中など、入り組んでいる部分も弾ける泡によって完全除去されていきます。ベアリングを付けたままでもOKなのは他のブラストではありえないことですよね。

 

サビや腐食もあっという間に除去

とはいえ百聞は一見にしかず。例えば、このクッソ汚いキャブレターをRECSで処理すると、果たしてどこまでキレイになるんでしょう?

 

キャブをバラシてRECSを施工していきます。いやー、なかなかの年季の入り方。

実際に検証してみましょう。

 

外も中身もカスカスだったキャブがハイこの通り!サビも腐食もどこにも見当たりません。

リビルトパーツといわれても通用しそうなくらいです。

 

スロージェットの超小さい穴も綺麗に処理されました~。防腐処理されるため施工後に多少時間が経っても、アルミの白サビが即出てきてしまうなんてこともありません。

 

水没して錆びついたキャリパーも……

 

ご覧の通り。もはや同じものとは思えないほどに復活します!!

 

乾式に匹敵する研磨力と、湿式のきめ細やかな加工力を備えたRECS。これぞブラスト革命といえるでしょう。レストア界は新たな夜明けを迎えること間違えなしです!

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NANDY小菅

NANDY小菅

各種バイク誌で活躍しているフリーライター。バイクとアニメの探究者で著書に「アニメバイク本」、「ご奉仕大好き! メイド本」など。所有バイクは15台くらい。