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なんてこった!次世代スマートヘルメット開発のSKULLYが倒産!

なんてこった!次世代スマートヘルメット開発のSKULLYが倒産!

ヘルメットにスマホのような機能を搭載した、次世代のスマートヘルメット。「ヤマハ発動機とソニーが共同開発を進めるスマートヘルメット【東京モーターショー2015】」でもご紹介した通り、いま国内外で積極的に開発が進められているのはご存知の通り。

中でも、アメリカのSKULLY社は、スマートヘルメットの先駆けとして世界的に注目を集めていましたが、何とこの度”倒産”の情報が舞い込んできました!

 

SKULLYってなんだっけ?

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そもそもアメリカはシリコンバレーのベンチャー企業「SKULLY」とは、クラウドファンディングサイトのIndiegogoでスマートヘルメットの草案を発表し、250万ドルという膨大な資金を調達したことで一躍有名になった企業です。また、ベンチャーキャピタルからの出資金を合わせると約1,500万ドル(約15億円)もの資金を確保していました。

そして、そんな同社が開発を進めていたのが、こちらの「SKULLY AR-1」というフルフェイス型のスマートヘルメットです。

 

SKULLY AR-1って何がすごいんだっけ?

なんてこった!次世代スマートヘルメット開発のSKULLYが倒産!

「SKULLY AR-1」最大の特徴は、Androidを搭載し、ヘルメットのシールド部分にヘッドアップディスプレイの機能がついており、前方を見ながら地図やメールなどが確認できるという、ライダーにとって夢の商品となる…ハズでした。

 

なんてこった!次世代スマートヘルメット開発のSKULLYが倒産!

また、Androidですので当然通話や音楽が聴けるほか、後頭部に広角カメラも内蔵されており、リアビューカメラとしてシールドに映し出される…ハズでした。

https://www.youtube.com/watch?v=5GSu2zyggH8

 

何が原因で倒産したの?

SKULLYの元社員で、経理担当のIsabelleさんが、サンフランシスコ裁判所に訴状を提出して発覚した今回の倒産騒動。

これによると、創業者のMitchell氏をはじめ幹部連中は、調達資金をランボルギーニのレンタル代やストリップクラブの豪遊代、高級賃貸マンションやその引越し費用などに当てて、贅沢の限りを尽くしていたようです。

なお、脚光を浴びるきっかけとなったIndiegogoのSKULLY AR-1専用ページにも「連邦破産法第7章を申請して事業を清算する」と追記されました。

 

ライダー達が、次世代のスマートヘルメットとして大いに期待していたSKULLY社の「SKULLY AR-1」。クラウドファンディングとして小口出資をし、1,450ドルのヘルメットを予約注文していたお客さん達には、ヘルメットも出荷されず、払い戻しすら怪しい状況とのこと。

ライダーの素直な期待を、とんでもないカタチで裏切り、詐欺行為を働いた同社(主に幹部連中)の罪は重い。

私見ですが、「これだからベンチャーだ何だっていうヤカラは好かないな」と強く再認識しました。

 

参考 – サンフランシスコ裁判所SKULLY訴状SKULLYオフィシャル詐欺サイト

Writer: 上中達也

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