ロールス・ロイスといえば誰もが知る高級車メーカーですが、そのニューモデルには度肝を抜かれます。なんと、クルマではなく持ち運び可能な椅子。その姿からしてとにかく普通じゃないんです。
お値段は驚きの約100万円
こちらが、その椅子「パシュートシート」。形状だけ見れば、まるでマイクスタンドのようです。横長の頭頂部がシート、そしてその下のバーがいわゆる椅子の脚に相当します。
カーボンファイバーやポリッシュドアルミニウムといったスタイリッシュな素材が使用されていることもあり、なんとも高級感が溢れています。
素材だけでなくデザインにもこだわったパシュートシートはロールス・ロイスの創業者「ヘンリー・ロイス」氏が呈した「存在するものを最高のものにする」という言葉を体現したものといえるでしょう。
こだわりが詰まった一品ですから、お値段はホームセンターに売っているような椅子とは違い、6,581ポンド(約100万円)と驚きの値段で展開しています。
シンプル、ゆえにどこでもマッチ
パシュートシートは値段の高さから値段ばかりに目がいきがちですが、実用性に長けていることも見逃してはいけません。
いってしまえばマイクスタンドのように細長い棒状にまで折りたたむことができ、持ち運びやすくなっています。
こうして折り畳んだ姿もどこか気品があります。形状だけ見れば松葉杖とかスマートな掃除機のようですが、素材感もあってか、そうしたチープさは感じられません。
アーバンなデザインなので屋外よりも室内の方が映えそう。いつものオフィスチェアやダイニングチェア代わりに使ってみたらいい話の種になりそうです。さっと広げて寄り掛かるようにして座る姿は、きっと絵になりますよ。
Writer:
S.H