ドゥカティ・スクランブラーから、折り畳み電動アシスト自転車「SCR-X」と「SCR-E GT」が発表されました。
今回、ドゥカティのアーバン・マイクロモビリティとして新たに加わった2つの電動アシスト自転車は「都市型電動モビリティの未来を形作る」というビジョンを掲げ、ドゥカティ・チェントロスティーレ(ドゥカティ・スタイルセンター)の支援を受けて誕生しました。
折りたたみ式電動バイク「SCR-X」&「SCR-E GT」
どちらのモデルもBafang製の48Vリアモーターを搭載し、60Nmの伝達トルクを発揮。安定性の高いファットタイヤや、制動性に優れたカットオフセンサー付きの油圧ディスクブレーキを前後に装着しています。

SCR-X
20インチ×4.0インチの前後ファットタイヤや、25kgまでの荷重に対応する一体型リアキャリアなどを備えた「SCR-X」は、スクランブラーのエッセンスが注入されたアーバンアドベンチャーな折りたたみ式電動アシスト自転車です。
搭載された499Whのバッテリーは、フル充電で最大80km(最高速度25km/hの場合)の航続距離を実現します。

SCR-E GT
弧を描いたフレームが印象的な「SCR-E GT」は、都会の喧騒から離れた郊外で楽しむ人たちのために設計されたモデルです。
ビーチや未舗装路でも快適に走行できるように、フロントサスペンションとセンターショックアブソーバーによるフルサスペンションサポートを誇り、こちらも20インチ×4.0インチのファットタイヤがセットアップされます。
このモデルは、SCR-Xよりもパワフルな614Whのバッテリーを搭載。本モデルの航続距離もフル充電で最大80km(最高速度25km/hの場合)となっています。

SCR-E GTのフレーム
両モデルに共通して特筆すべき特長は、折りたたみ機能を有しているという点です。
軽量かつ剛性に優れたアルミフレームを採用しているため、持ち運びも簡単に行うことができます。また、フレームに内蔵されたバッテリーは取り外せるため、コンセントがある場所まで車両を移動することなく、自宅や会社でも気軽に充電することができます。
さらに、両モデルともシマノ製の変速機(7速)と最新鋭のコントロールユニットを搭載することでエネルギー効率を高め、バッテリーの電力消費を抑えるよう計算されています。
気になる予定発売日は?
「SCR-X」&「SCR-E GT」は、海外のドゥカティ正規販売店や家電量販店、オンラインショップで7月中旬頃から販売される予定とのこと。本体価格はまだ発表されていないので、気になる方は公式サイトを随時確認しましょう。
また、残念ながら現時点での日本導入は未定となっています。アーバンアドベンチャーを想起させる魅力的な電動アシスト自転車だけに、日本での発売を願うばかりです。