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移り変わりの早すぎる時代だからこそ、フィルムカメラで写真を撮ってみようではないか

移り変わりの早すぎる時代だからこそ、フィルムカメラで写真を撮ってみようではないか

デジタルカメラや携帯電話内蔵カメラの性能が上がったことにより、今日ではボタン一つで誰でもいい写真を撮影することができる様になった。そんな現代だからこそ、味わい深い写真を撮影することができるフィルムカメラをあえて楽しんでみてはいかがだろうか。そこでオススメしたいのが、日本のカメラ産業に大きく貢献してきたカメラメーカー「Yashica(ヤシカ)」である。

 

「Yashica(ヤシカ)」とは

移り変わりの早すぎる時代だからこそ、フィルムカメラで写真を撮ってみようではないか

日本で始めて35mm一眼レフカメラが発売されたのが1952年のことである。それよりも3年前の1949年に長野県諏訪市で創業。世界初のセレン露光計を内蔵した6×6cm判二眼レフや、同じく世界で初となる35mm電子シャッターEEカメラ、そしてデート機能(年/月/日/曜日)を搭載したカメラなど、当時としては画期的な機能を持ったカメラを数多く世に排出してきたメーカーであった。また、1958年にローライフレックスに似た4×4cm判二眼レフ「ヤシカ44」を発売したことにより、製造元であるフランケ・ハイデッケ有限合名会社代理店と裁判で争ったことなども有名である。

 

オススメする理由は日本のメーカーならでは精度の高さとタフさ

移り変わりの早すぎる時代だからこそ、フィルムカメラで写真を撮ってみようではないか

フィルムカメラ…もとい銀塩カメラのメーカーは数多く、ライカ、ペンタックス、キャノン、ニコン、ミノルタ…などなど挙げ出したらきりがないが、そんな中、一般的にもマイナーなメーカーであるヤシカを筆者がオススメする理由とは、ズバリ、タマ数の多さや価格の低さ、何よりも日本のメーカーならでは精度の高さやタフさなどだろう。

 

なぜ今の時代にフィルムカメラなのか?

移り変わりの早すぎる時代だからこそ、フィルムカメラで写真を撮ってみようではないか

今のデジカメなら確かに誰でも良い写真が撮影できてしまうが、実際のところ、それは自分の腕ではなくカメラの性能が良いからである。というわけで、筆者が本当にオススメしたいのは、写真撮影が好きで、カメラを楽しみたいと思っているのであれば、フィルムカメラを使ってみてはいかがだろうか?という提案なのだ。

確かに勉強をしないと良い写真は撮れないかもしれないが、今の時代にはない、フィルムならではの暖かくも心に残る美しい1枚を撮ることができるだろう。

 

2016年3月をもって生産終了となるベータビデオカセットのように、近い将来、フィルムカメラ用のフィルムも生産が終了してしまうかもしれない。そんな脆さや儚さも魅力の一つであり、愛すべきポイントの一つなのかもしれない。

デバイスのアップデートにしがみつくので精一杯。そんな時代だからこそ、もう一度フィルムカメラに触れてみるのも悪くないのではないだろうか。

 

Writer: 上中達也

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