世の中にはいろんな珍しい記録があるものだが、フランスではなんと、ホバーボード(Hover Board)による最長飛行距離のギネス新記録が出た!
ホバーボードとは、直訳すると”空飛ぶ板”。そう、エアを噴出して空を飛ぶ板(乗り物)を使い、どれだけ遠い距離を飛べるかという記録なのだ。まずは、その時の模様を記録した動画があるので、早速ご覧頂こう。
記録を1976.1mも更新!
4月30日に、フランス人のジェットスキー競技チャンピオン、フランキー・ザパタ選手が達成した今回の記録。その距離は2,252m! それまでのギネス記録は、2015年5月にカナダ人のキャタリン・A・ドゥルー氏が出した275.9mだから、ザパタ選手はなんと1976.1mも距離を更新したことになる。
ザパタ選手が今回乗ったホバーボードは、ご本人が運営するザパタレーシングで製作したもの。かなりゴツい装置だ。
ホバーボードというと、映画好きはよくご存じの「バック・トゥー・ザ・フューチャー」に登場したスケートボードタイプを思い浮かべる。また、昨年レクサスが作ったものもスケボータイプだったが、さすがにあんなに薄いと今回の記録は無理なのだろう。
今回のチャレンジでは、地上からの距離50mまで上昇してトライしたが、エア噴出量を上げれば最高で約3,048mまで上昇が可能。最高飛行速度は時速150kmをマークする。ゴツい分、性能はかなりのものだ。
ちなみに、ザパタ選手は、本業のジェットスキーでも最近までギネス記録を保持。水上で1分間に何回バックフリップ(バック転)できるか?というチャレンジで、26回の記録を2014年に達成している(現在の記録は中国人Liu He氏が持つ27回)。
乗り物を使った記録は、本当に様々なものがある。部外者には珍記録?と思えるものでも、当事者たちはかなり真面目に(お金も掛けて)やっているのが面白い。世界はやっぱり広い!
参考 – Franky Zapata zooms past farthest hoverboard flight record : gizmag、Youtube : Flyboard® Air Farthest flight by hoverboard (achieved on 30th April 2016 by Franky Zapata)