モーターなどを採用した電動スケートボードが最近話題だけれど、「STARY」は世界最軽量と、独自のブレーキシステムが自慢のモデルだ。
アメリカのクラウドファンディング(資金調達)サイト「Kickstarter」で、生産資金を集めるキャンペーンを実施中のこのボードは、中国・上海に在住の開発チームが製作したもの。
子供でも持ち運べるほど軽量
重さはなんと3.9kg、子供でも持てる重量で持ち運びも楽。しかも最高速度は30km/h以上! なのに、ビギナーでも安全に乗れるシステムが採用されているとかで、かなり注目を浴びている電動スケボーなのだ。
軽さの秘密はシンプル構造と材質
ぱっと見は、普通のスケボー。それもそのはず、使用するリチュウムポリマーバッテリーは、デッキ内に内蔵されているので外から見えないのだ。
デッキ自体の材質は、ファイバーグラスをメインに、部分的に竹やカーボンファイバーも使用。材質のこだわりにより、“世界最軽量”を自負する軽さを実現しているのだ。デッキの裏(路面)側にはカナディアンメイプルも使用、スケボーで一般的な材質も使い、違和感のないフォルムになっている点もニクい。
ギヤ式モーターの採用で速さと安全性を実現
「STARY」のもうひとつの魅力は、電動ギヤ式モーターを内蔵したウィールだ。
一般的なブラシレスモーターではなく、遊星ギヤを組み合わせた、いわばトランスミッション的構造の小型モーターをウィール内に装備。これにより、高いスピードを出せるだけでなく、ブレーキ機能も追加。ビギナーが止まりたい時や衝突の危険がある時などには、ギヤの回転が止まりビシッと停止することが可能だ。
また、トルクがかなりあるから、坂道などを登るのも楽々。1回の充電での航続距離は16kmだ。
リモートコントローラーで3モードを選べる
操作は、すべて小型のリモートコントローラーで行う。コントローラーの電源オン・オフスイッチを押せば、電動ギヤモーターの電源の切替ができるほか、発進や停止も指で簡単に操作ができるのだ。
また、スキルや使用状況などで走行モードが選べるのも「STRAY」の特徴だ。モードは以下の3つから選べる。
1:ビギナーモード:スケボーに乗ったことがない人向けの練習用モード。トップスピードを12km/hに抑え、コーナー速度も制御する。
2:クルージングモード:比較的長い距離を乗る際のモード。ちょっとコンビニへ買い物に行くときなどに便利。最高速度は18km/hまで。
3:アドバンスドモード:トップスピード30km/hを出せる攻め攻めモード。広い駐車場など、速度を出しても問題ないところで使用。
スケボーの持つ機動性をさらに広げてくれると言う意味では、注目のアイテムが「STARY」。現在このスケボーは、前述の「Kickstarter」で、定価899ドル(約11万2,000円)のところを、キャンペーン価格の499ドル(約6万2,000円)で販売中。
う〜ん、出資(購入)ボタンを押したい!
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参考 – No Motor,No Battery:The World’s Lightest Electric Skateboard(Kickstarter)